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【カイロ城島徹】サウジアラビア、エジプト両国政府は25日、イラク戦争に関して米国とイラクが停戦を宣言し、フセイン大統領の退陣を協議するとの和平案を両国に共同提案の形で示した。カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」などが報じた。米当局は「正式な提案とは認識していない」との姿勢を強調しており、イラクのフセイン大統領も亡命拒否の姿勢を変えていないが、開戦後、初の具体的な和平案提示だけに成り行きが注目される。
アルジャジーラなどによると、提案は(1)米、イラクが停戦を宣言し、フセイン大統領ら指導部の退陣と出国の協議を行う(2)フセイン一族の資産を保護する(3)大統領が国内政治勢力各派が参加する総選挙実施を宣言する(4)米英軍は撤退し、国連主導で戦後処理を行なう――などが骨格という。
関係筋によると、アラブ連盟外相会議に出席したサウド外相は25日、カイロでムバラク大統領と会談し、米英軍の即時撤退を求めるアラブ連盟の共同声明の趣旨を確認したうえで両国の新提案をまとめた模様だ。
サウド外相は同日、帰国後にリヤドで記者会見し、同案を米国、イラク双方に提示し、折衝に入ったことを明らかにしていたが、内容については一切明らかにしていなかった。
[毎日新聞3月26日] ( 2003-03-26-20:15 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030327k0000m030089000c.html