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今日(3・26)未明に「BBCニュース」が、バスラで民衆蜂起が起きたという第一報を流した。
そして、その後、イラク第2の都市バスラに関する報道がいくつか行なわれている。
限られた情報しかないが、民衆蜂起の有無と米英侵略軍のバスラ攻略を推察してみたい。
● 民衆蜂起の有無とバスラ攻略作戦
アルジャジーラTV局は、バスラ市内で取材活動を続けている。
「BBCニュース」が“民衆蜂起”を伝えた直後にNHK衛星1が「アルジャジーラ」を放送したが、バスラ市内の映像として武装した大勢の市民が侵略者の排撃を叫びながら街路を埋めている様子を流した。
今朝から昼にかけての「NHKニュース」は、バスラにおける民衆蜂起を報じ、ナイフや棒で武装したシーア派市民が蜂起し、フセイン政権側が迫撃砲などを使って鎮圧していると伝え、バスラ郊外に陣取る英軍が戦車砲を使って民衆蜂起を支援しているとその映像を流した。
民衆蜂起があったとしても、それがナイフや棒で武装した程度であれば、政権側が迫撃砲を持ち出すまでもなく小銃で制圧できるものである。
また、英軍は民衆蜂起を支援すると称して戦車砲を使ってバスラ市内を攻撃しているのも、バスラで民衆蜂起が起きていないことの傍証になる。
なぜなら、対立する武装勢力が市内のある領域にそれぞれ陣取って対峙している状況であれば、味方したい陣営の“敵”に向けて砲撃する効果があるが、バスラ中心部でナイフや棒で武装した勢力と治安部隊との対峙であれば、“敵”にのみ損害を与えるような砲撃はできないからである。
このようなことから、民衆蜂起説と英軍のバスラに対する砲撃は、これまで投降や蜂起を促してきた米英侵略軍が、そのような働きかけの無効性にしびれを切らし、市民の犠牲を厭わない攻撃を仕掛けたと推察する。
民衆蜂起説を流したのは、市民虐殺という非難を緩和するための偽情報であろう。
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ステ留守さん:『バスラでイラク市民がバース党,政府軍に謀反開始(CNNテレビ)』
( http://www.asyura.com/0304/bd25/msg/266.html )
はまちさん:『政府軍に謀反開始(CNNテレビ)は、プロパガンダだと判定(アルジャジーラ)』
( http://www.asyura.com/0304/bd25/msg/267.html )
ひろさん:『米英軍がクラスター爆弾投下と報道 アルジャジーラ [asahi.com](まさかこれがバスラの「戦術転換」の実態ではないでしょうね?)』
( http://www.asyura.com/0304/war29/msg/105.html )