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(回答先: “戦争犯罪人”小泉首相と“ド腐れ”NHKの掛け合い「翼賛記者会見」 − 攻撃開始時点で復興と北朝鮮を語る愚昧性 − 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 20 日 14:01:52)
NHKが、報道機関と呼べる代物では無いと言う事は、かねてから判っている筈だね。NHKが日本政府の「国営」と言うべき企業であるからには、この「ド腐れ」も、故無き事では無い。「悪」の手下なのだから、何ら、驚くべき事も無いのだね。
これは、ブレアの侵略戦争をプロパガンダしてきたイギリスのBBCでも同じ事だね。イラク侵略戦争の開始前から、アメリカ三大ネット、CNN、BBC、NHKのどれもが、金太郎アメと言うべき情況になったしね。しかし、これも、特段驚く程の事でも無いだろう。彼らのどれもが、すでに「死に体」であるからにはね。どれもが、戦争で少しでもしくじれば、自分も犯罪人として惨めな最後を迎えなければなら無い事を、理解しているのだからだね。
NHKサイトの「報道」、と言うよりか日米政府系の「公式発表」によると、「3/21 23時15分」付でこうあるのだね。「アメリカ軍は主力の歩兵師団をクウェートからイラクに投入し、一部は首都バグダッドに向け前進する一方、イギリスの海兵隊部隊も南部の港湾都市アル・ファーウを制圧し、北部と西部でも輸送機による部隊投入が始まっています。」とね。これなどは、度々笑い者になる「大本営発表」と同じレベルの欺瞞情報と言うべきでね。中央軍のカタール本部は、何らその根拠となるビデオすら、公表してい無いからね。今回の従軍報道は規制が厳しく、湾岸戦争などよりも、更に自主的な情報発信が出来ないようになったらしいからね。
確かに、NHKの報道記事は、大本営発表に相当するような欺瞞情報であり、NHKによる露骨な情報操作だね。これが、NHKの未来を左右する事にも、なりかね無いのでは無いかね。そもそも、日本メディアの情況を見ると、欧州で大規模な反戦デモが続いている事すら報道してい無いみたいだからね。NHKだけでなく、日本の属州報道屋総体に、何らかの「報道」を期待しても徒労に終わるだろうと言う所以だね。
侵略軍の側では、ハリウッド映画監督の「美術指導」を受けて、カタールのアメリカ中央軍現地司令部には、又も「ハイテク」の「ブリーフィング」室がしつらえられたのだね。しかし、これも、未だに「主役」たるフランクス将軍が登場でき無いまま、閑古鳥が鳴いている情況にあるらしいのだね。その代わりに、と言うべきか、ワシントンのペンタゴンやホワイトハウスが、公式情報の発表に当たっていると言う変則的な事態でね。これは、かなり良く無い情況だがね。
フランクスは、公務の席に妻を同伴したりと言う職権乱用で、去年から内部調査を受けているらしいのだね。とは言え、あれだけの新鋭ブリーフィング室で、お得意の解説すら出来ないと言うのは、尋常では無い。同じ事をイラク側がすれば、それがサダム・フセイン大統領なら、攻撃を受けて死んだと言う流言飛語も流される筈だがね。もっとも、WWは、フランクスが病気だなどと、言うつもりは無いがね。
しかしどうも、フランクスにとっては、未だに発表するべき事が無いみたいだね。ブリーフィング室は、如何に低脳のテレビマンに占領されているとは言え、中に鋭い質問を仕掛ける者がいて、それに引き摺られて失言をし無いとも限らない。アメリカとイギリスが、1991年の「湾岸戦争」で毎日テレビ解説をして以来、「ブリーフィング」をし無い戦争は、逆に負けている戦争と言う事なのだがね。
と言っても、WWとしては、イラクが勝っているなどというつもりは、無いがね。只たんに、CNNが世界に配信した「進軍」ビデオ程度で、アメリカ、イギリス、オーストラリアの連合軍が、快勝しているなどと言えるものでは、無いと言っているだけでね。南部の「港」を占領した際に、米軍では死者が出たらしいね。ヘリコプターが墜落した死者もある。英米豪軍の発信する情報の中で、正確な情報は、その程度だと言うべきでね。
そして、問題はそれだけでは無いみたいだね。サダム・フセインがイラク国民に「自衛の戦争」を演説したテレビ演説について、アメリカ軍と情報機関が、これは本人で無く、「影武者」に違いないなどと、報道していたと言う問題だね。次男のクサイが、ミサイル攻撃で死んだかも知れないと言う、いじましい期待を篭めた欺瞞情報もあったね。米英豪の連合軍が、この程度の哀れな「期待」を篭めた「情報」を流さざるを得ない情況にある事が、問題なのだがね。「進軍」ビデオを、世界中に流してもらわ無ければなら無い理由が、あると言う所以だね。
それにしても、アメリカとイギリスは、開戦に先立つ心理戦争の「ブラフ」報道では、2日ないし3日で、スタンガン攻撃よろしく「イラク軍を崩壊させる」と称していた筈なのだがね。どうも、それは、不可能だったみたいだね。そもそも、世界最大の空軍力を誇った筈のアメリカ軍その物が、こそ泥でもあるまいに、夜間の空爆しかしてい無い。これは、日本を含む侵略軍側には、未だに制空権が確立されて無いと言う事だからね。日本のNHKが、これを知っていて、関係の無い地上戦報道などに馬鹿な民衆の注意をそらせようとしているのかどうか、疑問だね。
開戦前にアメリカで流布されたのは、初日の空爆で、巡航ミサイルを300機以上も叩き込むと言う、「空前の大空爆作戦」を決定していますよと、言った「政府筋」発表だったのだね。しかし、未だに、トマホークは、一日当たりその1割程度しか「発射」してい無いらしいのだから、手際が狂ったのだろうね。一日300機と言うのでも、圧倒的な多さだと言えるかどうかは、疑問だね。これでも、一時間に10機程度に過ぎないのだからね。ちなみに米英豪では、イラクのレーダーを破壊したと言う発表すら、してい無いらしいね。
そして、イラク側の発表が正しければ、フセイン政権要人を狙ったと発表された初日のこの手の空爆は、民間人を死傷させたと言うね。あらかじめ、固定された目標を標的とするだけの現在のタイプの巡航ミサイルが、軍指導者を「暗殺」する事が出来る筈も、無い。尤も、その手の巡航ミサイルは、開発されつつあるらしい。しかし、アメリカのトマホークは、そうした能力を持ち合わせてい無い。テレビでフセインが演説をしたのが、フセイン本人で無く「影武者」だなどと、本気で考える方がどうかしている。その手の情報操作に現を抜かさざるを得ない情況が、米英軍上層部と情報機関にあるのは、間違いは無い。アメリカでは、情報機関がすでに無力だと、言う所以だ。
更に困った事に、ダブヤが初日のテレビ演説で、この戦争が長期化し困難化すると、告白してしまった事は記憶に新しいね。この為、日本を除いては、一時、世界の主要市場の株価が下落する事にもなったのでね。日本は、馬鹿な投資家ばかりだから、20日は高騰したらしいのだね。そして、今日21日が祝日だった為、かろうじて救われているだけの事でね。
欧米では、今日も株式市場が動いている。3連休などと、のん気に連休を楽しんでいるのは、日本の政治屋や官僚屋位だろうね。ダブヤもブレアも、長期戦になってしまいましたなどと発表すれば、自分がどうなるかは、心得ている。特にアメリカ政府は、財政危機にあるからね。
長期戦の見通しが確実化すれば、株価が暴落し、資本主義経済が麻痺し、戦争の継続能力すら失われる事になるね。彼らは、その事を最もよく知っているし、最も恐れている。良くも悪くも、彼らは、資本主義に囚われた亡者なのだね。そこに、彼らの弱点もあると言う事でね。己を知り敵を知れば云々と、言う事でもあるがね。
かりに来週あたり株価が暴落するとなると、国内の金持ち共すら、米英日豪の「指導者」どもに見切りをつけるだろうね。だから、彼らは、一部で無理にでも地上戦を開始し、何らかの「成果」を市場に見せておかないといけなかった筈だね。と言っても、何しろ「開始」しただけであり、今後何かを保障するものでは、無い。この先も短期間にバグダッドに至るなどと、言う保証は無いのでね。
地上戦の「開始」でも、色々と柵(しがらみ)もあり、米英日豪などは、トルコとサウジから地上軍を突入させる事が出来ない事になってしまったのだね。と言う事で、地上軍は、クエートと言う狭い前線から、はるばると輜重部隊を連れて北上せざるを得ない事になったのでね。兵員を空輸すると言う日本の報道なども、制空権が確実でなければ、出来ない話だと言う事が理解できていないみたいでね。
となると、すでにこのイラク侵略戦争は、「長期戦」に突入したと見るべきなのだね。週明けの東京市場が、それでも「買い」に走るようなら、日本経済の舵取り屋である経済人共も、まるで無能だと言う事だ。それなら、日本は右も左も、先行きは既に真っ暗だと言うべきでね。
イラク原油は、10年以上の経済制裁の為、油田や油井までダメージを受けているらしいね。つまり、イラクを短期間で占領しても、イラク油田の再開発は長期間かかる。21日には、原油価格が下落したね。しかし、その見通しも、楽観的過ぎると言う事になりそうでね。これだけ、悪条件ばかりが重なったのも、ひとえに侵略国家である米英日豪エトセトラと言った国家の指導者の、人間性の悪さ故だと言えるね。イラクに、原油関連の輸入だけでも認めて、経済制裁を緩和しておけば、今頃は自分たちが得をしていたかも知れないのだからね。こうして、悪は、滅亡するのだね。