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米、イラク軍の油田破壊恐れる
イラク攻撃の際に米軍が恐れているのは、すてばちとなったイラク軍が自国の油田に火を放ち破壊することだ。イラクの確認石油埋蔵量は1125億バレルで、サウジアラビアに次ぎ世界2位。米政府は、油田開発による収入が戦後復興のカギとなると見ており、油田破壊は大きな損失となる。
イラクは91年の湾岸戦争で、クウェートから撤退する際に約700の油田に火をつけるなどして破壊した「前科」がある。鎮火までに8カ月かかり、流出した原油がペルシャ湾岸一帯の環境破壊をもたらした。復旧には200億ドル以上かかったとされる。
イラクの主な油田地帯は、北部クルド人地区のキルクーク油田と、南部のクウェート国境に近いルメイラ油田。ほかに東バグダッド油田がある。
米軍は、攻撃の初期段階の作戦としてクウェートから北上して国境都市のバスラを押さえ、ルメイラを含む周囲の油田の確保を計画している模様だ。【杉尾直哉】
[毎日新聞3月19日]