現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件4 > 137.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 戦争状態ではテロという呼称は間違い 投稿者 クラウゼビッツ 日時 2003 年 3 月 26 日 20:26:57)
テロとは国家権力が反政府的な人物やグループに対して実体的なダメージを与えることにより国民に対して恐怖心を与えることがその原義だと思います。「テロ国家アメリカ」という言葉が現実味を帯びていることは衆知の事実です。アメリカが「テロリスト」と敵対的対象を呼ぶのは、アメリカに対して(それ以外には主にイスラエルに対して)自分たちに脅威となる恐れがある場合でしょう。
しかしこの場合はアメリカが対外侵略を開始してから今日まで武力で威圧して領土拡張し、親米政権を樹立してきたことがまさしく「テロ」行為でした。それに対して抑圧されてきた世界中の民衆が、アメリカ(イスラエルも含む)の圧倒的な武力を背景にした侵略に対して、創意工夫してゲリラ戦や自爆攻撃をしかけているのであって、抵抗運動であってテロとは呼べません。ゲリラ戦や自爆攻撃が、正規軍にとってはいつ、どこでどのように狙われるかわからないので、何よりも恐怖となるのでしょう。その怖さを「テロ攻撃」と呼んで心中を吐露しているのでしょう。
アメリカがB52爆撃機によるじゅうたん爆撃と化学物質(枯葉剤)の散布、および50万人もの兵力を投入して行ったベトナム戦争では、ベトコンのゲリラ戦が10年の歳月を経て奏功しました。
短期的にはアメリカは軍事的に勝利しイラクを支配してもイラクの人々の心までは支配できません。無防備に近いイラク民衆に対して雨あられの爆撃を加えて「テロ」を行っているアメリカがイラクの抵抗を「テロ」と呼ぶには無理があります。いずれアメリカは大きな代償を払うことになると思います。