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人間を動かすのは不特定のある者を頂点とした傾斜で、
全てが傾斜の上を目指し、覇者はその傾斜の維持を目指す、
その行動そのものが生命であり、人間性だといえる
かもしれない。
とすれば現に世界で起こっている事に特に不自然な事は
見あたらない。
世界の事象を異常に見せかけているのは主に共産主義と自由主義の
間にあった傾斜(相互に向こう側に向けて下っている傾斜)
の消失ではあるまいか。ソビエトが欠けた後を補うのは非常に
苦しいものがあり、そのためかくのごとき暴虐に及んで
相手方の結集を促しているとも取れる(相容れない物さえ
持っていれば、特に強い陣営である必要はない)。
もし意図どおりに事が運べば世界は元のように整った傾斜を
回復するだろう。
お前のやっている事は悪魔の世界征服だと言われても、
本人達にしてみればきちんと傾斜を作って人間として一心地を
得たいだけの事で、一番文明を駆使した者が傾斜を征するのだ
から不服ならこの座を奪ってみよとしか言いようがあるまい。
問題はその過程で起こる事が正視に耐えがたいものになりつつ
あると言う事だが、一度神の懐を勇んで離れた以上は、
自ら道具を手放してそこに戻る事は最早あるまい。手放せば
他のものが手にするだけの事。
知恵を絞って傾斜の頂点を奪取するか、傾斜を新造してそれを
文字通り死守するか、選択肢はその2つではあるまいか。