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Kyoto Shimbun 2003.05.13 News
政府は、15日の参院内閣委員会の採決を経て、近く成立する見通しとなった食品安全基本法に基づき、食品の安全性評価を担う食品安全委員会を7月にも設置する。委員の選定など発足に向けた組織づくりで、消費者の関与をどう盛り込むかが、当面の大きな課題だ。
同委員会は、食品が健康に与える影響を科学的に評価し、農水、厚生労働など食品行政に関係する省庁の大臣に勧告する権限を持つのが特徴。このため独立性を考慮して、内閣府に設置する。
最初のテーマは、厚労省の研究班が食品としての安全性を事実上認めた体細胞クローン牛の安全性判定となる見込みだ。
委員会のメンバーは、国会の承認を受けた毒性学や化学物質の専門家7人の委員を中心に、分野ごとに実際の評価や調査に携わる約200人の専門委員、約80人の事務局員で構成。
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003may/13/CN2003051301000289A1Z10.html