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汚染されたポリオワクチン、40年の遺産
By Halold Serley
1940年代のはじめから50年代にかけてアメリカ社会ではポリオ・ウィルスの感染者が急激に増え、このことは大衆の大きな関心を集めた。
1955年には数千人の子供と大人が感染もしくは死亡したが、この年にジョナス・ソークはベンガル猿の腎臓を使ってポリオ・ワクチンの大量生産法を発見することによって医学的な奇跡を成し遂げた。
このソーク・ワクチンによって何千もの人々がポリオの猛威から救われたのは疑いもないことではあったが、1960年までにはある問題が表面化し、これは約40年の後にこの国を席巻することとなった。
合併症の研究者らが1960年に特定したのは、あるウィルスの混入汚染だった。これは猿の生体組織のなかで生きたポリオ・ウィルスが増殖し、ワクチンとして抽出される際に別のウィルスも同時に抽出されているということのようであり、このウィルスはSV-40と名付けられた。この猿ウィルスが実験動物に接種された時、この披験動物には脳のガンが発生した。これを知ったアメリカ政府はパニックを恐れたか、もしくは公衆衛生事業の不信を避ける為になのか、汚染されたワクチンを回収する代わりに生産者に対してSV-40に汚染されていない猿を探して生産を続けるよう密かに指示したのだった。
これによって1963年には、より安全なポリオ・ワクチンを生産するためにベンガル猿がアフリカ・ミドリ猿に置き換えられた。しかしながら、1955年から1963年にかけて9800万人のアメリカ人がSV-40に汚染された生ワクチンの接種を受けてしまっていた。
1990年代に飛ぶが、シカゴのロヨラ大学の病理学助教授であるマイケル・カーボーンは人間の骨のガンと非常に醜悪な肺ガン形態であるメソテリオマスの中からSV-40の断片を分離することに成功した。50年代のウィルス汚染は今になってそこら中を歩き始め、骨肉腫患者の33%に、他の骨ガン患者の40%に、またメソテリオマス肺ガン患者の60%に観察されるようになった。このことからカーボーン博士はこの研究が、なぜ現在のメソテリオマスの50%がかつての原因であるアスベストの被爆によらないで発生しているかということの説明になると信じるようになった。
すでに良くないSF物語のようになってしまったが、まだ悪いニュースは続く。イタリアのフェラーラ大学のフェルナンダ・マルチーニ博士が率いる調査チームが他の多くの脳腫瘍にこのSV-40を発見した。
これらウィルスの発見された腫瘍組織は壊疽可していたが、それにも増して健康な人々から採取した血液の23%および、精液の45%からもこのウィルスは発見された。この場合「健康な」ということは、そのサンプルの採取時にどんな病気も発症していなかったという意味である。
調査チームは、このウィルスはセックス及び輸血によって伝搬し得ると結論したのだった。この観点に戻れば、新しいガン患者の実に61%にSV-40が見られるという現状がある。かつての汚染されたワクチン接種を受けていない若い患者は40年前から続く人間から人間への感染の末にこのウィルスに感染していると考えられている。
また、血液のなかで生き延びる性質からSV-40は妊娠中の母から子への感染も疑われている。
この事実を調査すればするほど驚くべき証拠が現れる。国立衛生研究所の上級感染学者であるハワード・ストリクラー博士はSV-40を持つガン患者の所在を地図上のパターンに置き換えてみたところ、汚染されたワクチンとの相関性が明らかになった。
1950年代に汚染されていたと明らかになったロットナンバーのワクチンを接種されたマサチューセッツ州とイリノイ州の人々は、他の場所に住んでいる汚染されていないワクチンを接種を受けた人々に比べて骨肉腫に罹る割合が10倍も高かったのだった。
食品医薬品局(Food and Drug Administration : FDA)は全てのアメリカの乳幼児と子供はポリオ・ワクチンの接種を受けるよう指示している。公衆衛生の役人がいかに現在の供給されているワクチンが安全であるかと宣伝している一方で、FDAのウィルス学者であるピーター・リーブは、約15年前から食品医薬品局はワクチンの純度に関する独自のテストをすることを諦めていると認める発言をしている。
この国では安全性と純度を確認する仕事は今やなんの政府の監視もないワクチンの製造業者の肩に委ねられているのだ。Wyeth-Lederle社は全ての口から接種するポリオ・ワクチンの供給を握っており、昨年の売り上げは約2億3000万ドルであった。
明らかに、この会社にとって彼ら自身の基準によって品質を監督する唯一の組織になるということに対してなんの反対意見も起こらなかったことだろう。
政府はこれらのワクチンの品質に関して注意を払わなかったにもかかわらず、その流通に関しては計画を立てていた。政府のワクチンに関する通達は生きたウィルスの経口摂取(Oral Polio Vaccine : OPV)を提唱しているが、これは生きたウィルスを摂取した幼児の体液に他人が接触することによって接触した人にも免疫を与えるという信念に基づいている。疾病管理センター(Centers for Disease Control : CDC)の強調して主張するところによれば、この経口摂取は安全なものであり、また以前に接種した人は誰もこのような接触では感染しないということであった。
一般大衆はこの戦略を知らされることはなく、この接種方法に含まれる未知の部分に関するいかなる合意も取り上げられることは無かった。
そして事前にワクチン接種を受けていたかもしれない120人ほどの人々がポリオを発症した。
侮辱的なことに世界保険機構(WHO)は1994年にポリオは北半球では根絶したと発表した。ということはこの17年間にアメリカ国内で発生したポリオはワクチンそれ自身によって引き起こされたということになり、またこの発表されたポリオに対する勝利というものはこのワクチンによって広まった猿のウィルスによるガンという代償によって贖われるものになるのだろう。
ここで、生きたウィルスを使わず接触感染もしないように作られた形である、注射で接種する方法(Imjectable Polio Vaccine : IPV)だったらこのような悲劇はおこらないのではないかと疑問に思うことだろう。確かにWyeth-Lederle社のライバルであるConnaught社がIVPを製造しているが、このことはなぜWyeth社がCDCの推奨するIPVのより多くの接種に対して強硬なロビー活動を行っているかというこをよく説明するものだ。
1996年にはCDCはその推奨内容を4単位の経口接種から2単位の注射接種とそれに続く2単位の経口接種に訂正したが、もし医者が望むならば4単位を全て経口で接種してもよいというように指導した。注射のコストは1単位5.40ドルであり、それに対して経口接種のコストは1単位2.32ドルである。このコストの違いが経口接種になびく傾向を作り出している。また、現在の健康管理のコストを規制しようという流れのなかでは、政府のほうから、もし彼らが本当により安全なIPVワクチンの使用を望むのならば、明確なガイドラインが出てこなくてはならない。
この汚染されたポリオ・ワクチンの話はまだ終わったわけではない。
微生物学者のハワード・ウーノヴィッツ博士は8度目のヒューストン年次エイズ公聴会において、ヒト免疫不全症ウィルスタイプ1(HIV-1)は、1950年代の終わりに生きたサル免疫不全症ウィルス(SIV)に汚染されたポリオウィルスが32万人のアフリカ人に注射されたときに出来たハイブリッド・ウィルスであるという明確な証拠を提供した。
明らかに、ウィルスの断片は容易に他のウィルスと合体して「キメラ」(Chimeras)と呼ばれるハイブリッドを作り出す。この理論はサンフランシスコのカルフォルニア大学のB.F.エルスウッド博士が率いる別の調査チームにも承認されている。興味深いことに、リサーチャーのセシル・H・フォックスとジョン・マーチンがNIH(National Institute of Health)にポリオ・ワクチンにSIVとサルのサイト・メガロウィルス(SCMV)の汚染があるのかどうか問い合わせたところ、この要求は拒否されてしまった。ウーノヴィッツ博士はこのことに関する説明をしていたのかも知れない、ボストン・グローブ紙に彼が語ったところによると「ほぼ100万人のアメリカ人が政府の提供するプログラムによってSV-40に曝されました。しかし、30年以上に亘って政府はこのことによって誰かが害をうけているかどうかを調査するということは、ほとんど全く行われて来ませんでした。」そして「政府をとがめるような研究には、決して政府は出資しません。」と付け加えている。
再考すべきことは、果たして我々の政府はこれらのウィルスの潜在的な脅威を無視する一方で社会的なパニックを避けようとしているのかどうかというところにある。
時間が証明することだろう。ハーバード医学校教授のロナルド・デスロワ博士は、全ての知られている科学的証拠を考慮しても医学の専門家の知識は、多分存在するサルウィルスの2%に相当する程度だろうと指摘している。
今になって40年を経過した我々の血液の流れの中に致命的なウィルスが発見されるかもしれないなどど知ってしまうというのはどういうことなんだろうか、それが善意の結果であろうと・・。
http://www.ioa.com/~dragonfly/vaccine2.html
References
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