★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産26 > 661.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
▼アドバイザーA/日銀に残されたシナリオ、「脱国債・脱量的緩和」宣言 [Yen Dokki!!]
http://www.asyura.com/0304/hasan26/msg/661.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 27 日 19:23:16:

(回答先: ▼アドバイザー@/銀行行政は、「決定的な誤り」を犯している?!  [Yen Dokki!!] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 27 日 19:22:42)


UBSウォーバーグ証券会社・経済調査部チーフエコノミストの白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, UBS Warburg (Japan) Ltd.)は今日のポイントとして、「量的金融緩和の縮小を」を挙げる。

<銀行を弱体化させた量的金融緩和の縮小断行を> 最後に残るのは、日銀である。「日銀のみが、銀行行政を変化させ得る可能性がある」と言う。そして、その方策として、当座預金市場の過剰な流動性を縮小させることを挙げる 。早い話、「量の面で金融引き締めを断行すること」である。これは、日銀の政策が 、「量重視」から「質重視」へ変わることを意味する。現在の量的緩和政策は、「銀行に対する過度な補助金政策」であり、「銀行部門における優勝劣敗のメカニズムを毀損している」と見る。マネタリーベースの供給量を減少させる一方で、国債に替わる様々な資産を購入すべきである。つまり、「ETF、REIT、外債など広く対象資産の拡大を図るべきである」と言う。銀行部門に対して、短期金融市場でストレスを与えながら、必要以上にフラット化しまった国債のイールドカーブを正常化し、「優良な銀行の収益環境の改善を目指すべき」である。

<閉塞感を打開する、よい意味での混乱が必要だ> 福井日銀にそうした準備はあるのだろうか。個人的には「ある」と考えている。 問題は、資産分散を図る大義名分に乏しいということである。銀行に対する安易な予防的公的資金注入のメカニズムが構築され、金融危機宣言が遠のいてしまった今、非伝統的な政策は実行しにくくなった。日銀に残されたシナリオは、@政治混乱→A財政出動議論の高まり→B財務省や改革派が抵抗→C日銀による非伝統的な政策実施に対する圧力の高まり、といった流れの下で、「脱国債・脱量的緩和」を宣言することである。しかし、現状では、その可能性はまだ低い。「閉塞感を打開する、よい意味での混乱が必要だ」と言う。


http://www.yen-dokki.com/

 次へ  前へ

国家破産26掲示板へ

フォローアップ:
  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。