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(回答先: 「りそな」公的資金の注入申請、初の特別支援へ - NIKKEI NET 投稿者 ましまし 日時 2003 年 5 月 17 日 00:17:16)
大手金融グループのりそなホールディングスが、公的資金の注入を政府に申請することが16日、明らかになった。17日に申請する予定で、注入額は1兆円超となる見通しだ。
りそなは、今年3月末の自己資本比率について、6%台後半と見込んでいたが、業績悪化や自己資本の計上方法を見直した結果、国内だけで業務を行う銀行の最低基準である4%を割り込む見通しとなり、公的資金注入の申請を決めた。
政府は預金保険法102条に基づき、小泉首相や関係閣僚らによる金融危機対応会議を開き、公的資金注入と預金を全額保護する方針を決定する。
りそなは、保有株式の損失処理などで2003年3月期連結決算の税引き後赤字が3月時点で予想した2900億円から3000億円を超える見通しとなった。
さらに、自己資本に算入できる繰り延べ税金資産について、監査法人からりそなが示した計上額が過大であるとの指摘を受けて自己資本額が減少したため、公的資金注入が避けられないと判断した。
りそなは、公的資金による資本増強に加えて、人員の追加削減、役員報酬と幹部行員の賞与の大幅カットなどを柱とした経営改善策を実施して、経営の再建を目指す。また、勝田泰久・りそな銀行頭取ら経営陣は経営責任を明確化するため、退陣する見通しだ。
(2003/5/17/00:27 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030516it18.htm