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(回答先: 新BIS規制:中小向け負担軽減、引当低い債権は加重−8%変わらず(ブルームバーグ) 投稿者 小耳 日時 2003 年 4 月 29 日 19:31:36)
04/29 17:03 不良債権に多めの自己資本 大手行に引き当て強化迫 金融21
日米欧の金融当局でつくるバーゼル銀行監督委員会は二十九日、
国際業務を行う銀行の自己資本比率について定めた「国際決済銀行
(BIS)規制」の第三次見直し案を公表した。銀行が財務の健全
性を維持するため確保しておく自己資本は従来、どんな債権に対し
てもほぼ一律だったが、不良債権では引当率が低いほど多めの自己
資本を求め、中小企業や個人向け正常債権は少なくて済むようにし
た。細部を詰め年内に新規制を決定し、二○○六年末から適用する
。
中小企業、個人向け融資が多い地方銀行に比べ、大企業向けの不
良債権が多い大手銀行には厳しい内容で、国内大手行の間では「負
担増」を懸念する声もある。各行は、不良債権の引き当て強化や最
終処理の加速を迫られそうだ。
自己資本比率は、資本金など自己資本の合計を貸し出しなどリス
ク資産の合計で割って算出し、現行のBIS規制はこの比率が8%
以上となることを義務付けている。新規制はこの基準と、分子とな
る自己資本の計算方法はそのままにし、分母の計算方法を変えた。
現行規制は、企業向け貸出額を分母にそのまま算入している。し
かし新規制は、大手行が採用する手法の場合、不良債権では最大で
債権額の約五・六倍(引当率ゼロの無担保融資)を分母に算入。自
己資本比率を落とさないためにはその分、自己資本を積み増す必要
がある。一方、中小企業向けの正常債権は、最高で債権額の5%ま
で縮小し分母に算入することができる。
金融庁などの試算によると、昨年末時点で、国内大手行の不良債
権向けに必要な自己資本額は平均で従来の約一・五倍となる見込み
。一方、中小企業などの正常債権で軽減されるため、データを提供
した六十六行の平均では、負担はほぼ現行規制並みという。
(了) 030429 1703
[2003-04-29-17:03]
04/29 17:04 BIS規制 金融22
国際業務を手掛ける銀行を対象にした国際統一ルールで、銀行経
営の健全性や競争条件の公平性を確保するのが目的。バーゼル銀行
監督委員会で1988年に合意した。一定の方式で計算された資産
に対する自己資本の割合が、8%以上であることを求めている。
銀行が抱えるリスクが複雑化、多様化していることに応じて、比
率の算出方法の見直しを進めてきた。今回公表された第3次案は、
分子である自己資本の部分は変更せず、分母となる資産の算出法に
ついて、リスクをより反映させた形となっている。不良債権は引き
当てが少なければ、割り増しして計算するように変えた。事務事故
や不正行為によって被る損失のリスクも加味されている。
(了) 030429 1704
[2003-04-29-17:04]
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