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(回答先: 米GDP:市場予想下回る 景気低迷長引く懸念も [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 26 日 21:49:25)
ニューヨーク 4月25日 (ブルームバーグ):25日の米国債相場は上昇。第1四半期(1−3月)の実質国内総生産(GDP)が事前予想を下回ったのをきっかけに、買いが先行した。
フィデュシアリー・トラストの運用担当者マラニー氏は「米国債利回りを押し上げるほど景気は好転していない」と指摘する。10年債利回りは3.7%まで低下し、景気見通しが改善するまで利回り縮小の流れは変わらないとみる。
ニューヨーク時間午後5時15分現在、10年債価格は前日比8/32高の99 28/32、利回りは同0.03ポイント低下の3.89%。30年債価格は108 16/32と同 11/32高、利回りは4.82%と0.02ポイント低下。今週入札が実施された新発2年債価格は同3/32高の100 3/32、利回りは1.57%と同0.06ポイント低下した。
債券相場は、北朝鮮が核兵器保有を初めて認めたと米当局者が明らかにしたことを材料に、朝方から高く推移していた。ブッシュ米大統領はこれについて、「彼らは昔ながらのどう喝ゲームに戻った」とコメントしている。
午前8時半(日本時間午後9時半)に発表された第1四半期の実質GDPは前期比年率1.6%増と、前期(1.4%増)に比べ小幅増にとどまった。エコノミストの事前予想(2.4%増)も大きく下回った。最大項目の個人消費が鈍化したうえ、動向のカギを握る企業設備投資も4.2%減と再びマイナスに転落した。
午前10時(日本時間午後11時)前に発表された米ミシガン大学の4月の消費者マインド指数(確報値)は86.0と、速報の83.2から上方修正された。これが伝わった直後には、相場は伸び悩む場面もあったが、売り一巡後は再び上昇基調に戻った。FTNファイナンシャルのチーフエコノミスト、ロウ氏は「戦争の直接的な影響以外に、米経済にはファンダメンタルズ(基礎的諸条件)面での弱さがある。これは米国債に好材料のはずだ」と語る。「(利下げの)可能性を高めている」という。
米株価が軟調に推移したことも、米国債の買い材料となった。S&P500種株価指数は朝方から売り優勢で、前日比1.4%安の898.81ポイントで終了した。「信頼感の回復が単なる戦後の反動なのか、あるいはもっと持続的なものなのかが問題だ。現時点で答えは分からない。だから、株価は低迷し、債券価格は上昇するのだ」と、ミラー・タバックの主任市場ストラテジストのクレスセンジ氏は分析している。
金利先物市場では、利下げ観測が強まり、FF金利先物5月限のインプライド金利は前日比0.02ポイント低下の1.19%。9月限も1.06%と、同0.05ポイント低下した。
ボストン 山口裕子 Yuko Yamaguchi ニューヨーク Monee Fields-White
Last Updated: April 25, 2003 17:45 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=aPPrb5MXNbzI&refer=top_kaigai