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(回答先: 銀行株ドロ沼、一時バブル後最安値更新 みずほは60円台、三菱東京でさえ… [株ZAKZAK] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 23 日 19:06:09)
「株式マーケットは、まさに“警戒水域突入”とでも言うべき状況になってきた。マーケット関係者の間では、『日経平均株価7000円割れという事態も十分にあり得るのではないか−』という見方すら出てきているのが実情だ」
日系大手証券会社幹部がこう言ってみせる。
昨日(4月22日)、日経平均株価が急降下し、4月14日に記録したバブル後最安値となる7752円10銭(終値ベース、ザラバ安値は7693円46銭)に急接近した。
「もっとも昨日の株価急落は、欧州マーケットが4連休中という特殊要因の影響が大きいといえなくもない。それというのも欧州マーケットの動きがないことから、米国株式マーケットの商いは極めて薄く、その結果、日本マーケットの商いも低調になってしまったからだ。昨日の東京株式市場は売り買いともに閑散とした状況にあったことは間違いない。しかしそれにしても、この株価の下がり方は、あまりにも異常だ。まさにクラッシュ寸前の状況にあると言っていいだろう」(前述の大手証券会社幹部)
こうした状況の中で注目すべきなのは、みずほファイナンシャルグループ(みずほFG株)だ。みずほFGの株価は3日連続で下落し、上場来最安値(4月15日、額面50円換算で66.5円)を更新してしまったのである。しかも昨日の終値は、64.1円という水準にまで落ち込んでしまったのだ。
「こうした状況から考えて、みずほFGの株価が額面ギリギリの水準にまで接近する可能性が高い」(米系大手証券会社幹部)
もっともみずほFG株がここまで売り込まれているのも、それなりの理由がある。
「みずほFGが3月末に発行した優先株の一部が、優先株から普通株に転換するにあたっての転換価格算定期間に今月25日から入るのです。つまり、この転換価格を低く抑えるための売りが出てくるだろう、という思惑がヘッジファンドサイドに働いて、売り込まれている側面もあるのです」(大手証券会社幹部)
しかしそうなると、みずほFGの優先株を保有している法人、個人と、今回売りを仕掛けている勢力は全く別、ということになる。なぜなら、ヘッジファンドはみずほFGの優先株を保有していないからだ。
「従って、いくら転換価格が下がったとしても、優先株を保有していないヘッジファンドやディトレーダーたちがそのことで利益を得ることは不可能なのです。そうしたことから考えてみると、今回のみずほ株売りについては、全く別の思惑が働いていると見るべきでしょう」(前述の大手証券会社幹部)
それでは、その「全く別の思惑」とはいったいどの様なものであるのだろうか。
「ヘッジファンドサイドとしては、額面−50円割れまで追い込むつもりのようです。いずれにしても、『みずほFG株も含めメガバンク株は売り−』というのが、ヘッジファンドを筆頭とする“外資”の共通認識となっていると言っていいでしょう」(米系大手証券会社役員)
しかし、仮にみずほFGの株価が額面割れという事態になれば、間違いなく“金融危機”だ。
みずほFGの株価は、ある意味でそのバロメーターと化してきた観がある。ここしばらくは、みずほFGの株価には要注目だ。
2003/4/23