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04/16 18:02 建設費全額の融資用意表明 ロシア政府保証条件に日 外経75
【モスクワ16日共同】日中両国が競合するロシアの石油パイプ
ライン建設問題で、日本向けルートを優先的に建設するよう働き掛
けるため四月上旬に訪ロした岡本巌・資源エネルギー庁長官が、ロ
シア政府の保証を条件に「建設費用融資に上限を設けない」とロシ
ア側に伝えていたことが十六日、日ロ政府筋の話で分かった。
岡本長官は約五十億ドル(約六千億円)とされる建設費について
事実上、全額融資の用意を表明したことになる。また、東シベリア
油田開発に対する石油公団融資も前向きに検討すると伝えた。
ロシア政府は、中国向けルートのほうが建設費が安い上、中国が
国内分の建設費全額負担などで働き掛けを強めたことから、パイプ
ラインを途中で日本向けと中国向けに分岐させる「妥協案」での決
着に傾いていた。
この案では、中国向けルートが先に完成する。今回、日本は資金
協力の姿勢を明確にすることで「逆転への切り札を切った」(日本
政府筋)。
融資提案はフリステンコ副首相らロシア高官との一連の会談で伝
えられた。国際協力銀行や貿易保険の供与を通じて行われる予定だ
が、ロシア側は建設資材などの調達先を日本企業に限定しないアン
タイド化を要求。日本はこれに応じる一方で、融資返済を政府が保
証することを求めた。
しかし、既に多額の対外債務を抱えるロシアは、プロジェクトへ
の政府保証を渋る傾向にあり、保証の諾否が融資実現の鍵となって
いる。
(了) 030416 1801
[2003-04-16-18:02]
04/16 18:05 最後の機会と政府決意 計画骨格ないまま融資表明 外経76
【モスクワ16日共同】ロシアのパイプライン計画をめぐり、日
本が計画の骨格も固まっていない段階から巨額の融資表明に踏み切
った背景には「中東石油の依存度を下げる近年で最後のチャンス」
(石油業界筋)に、日本向けラインを何としてでも実現したいとの
政府の強い決意があった。
日本の政府系金融機関が外国政府の事業に融資する際、通常は事
業の骨格が固まり、返済見通しが立った段階で融資を表明する。事
業内容を精査し、融資の焦げ付きを回避するためだ。
しかし政府は今回、ロシアの政府保証という「担保」を条件とは
しながらも、早々と融資の姿勢を明確にした。ロシアの石油大手ユ
コスや親中派官僚らを通じた中国の強力なロビー活動に対抗するた
めに「思い切った対応」(日本外交筋)が必要だったからだ。
これに対し、ロシア側も「日本の熱意が分かった」(政府高官)
と評価、日本向けルートを再検討することを示唆した。
しかし、イラクのフセイン体制崩壊に伴う原油生産増で、原油価
格は下落が予想される。ただでさえ採掘コストがかさむシベリア産
石油を運ぶパイプラインに巨費を投じれば、価格競争力の低下は避
けられない。
(了) 030416 1804
[2003-04-16-18:05]
04/16 18:07 ロ沿海地方に10億ドル投資 外経78
【ウラジオストク16日共同】ロシア極東沿海地方のダリキン知
事は十六日、ウラジオストクで記者会見し、石油公団の鎌田吉郎総
裁と同日会談したことを明らかにし、総裁がナホトカへの石油パイ
プライン建設を条件に、沿海地方に十億ドル(約千二百億円)以上
を投資する用意があると発言したと述べた。
投資期間は今後四年間で、パイプライン建設費のほか、ナホトカ
の石油積み出し港と沿海地方の石油精製工場建設に充てられるとい
う。
石油公団総務部は知事の発言について「総裁と知事の会談内容は
確認できない」としている。
(了) 030416 1807
[2003-04-16-18:07]
04/16 18:09 パイプライン問題とは 外経77
パイプライン問題 高度経済成長で石油輸入国となった中国は、
シベリア・アンガルスクから中国大慶へのパイプライン建設(延長
約2400キロ)をロシアに働き掛け、両政府は建設協力で基本合
意した。しかし中東からの石油依存度を下げたい日本もアンガルス
ク―ナホトカのルート(同約3700キロ)で協力したいとの意向
をロシアに伝え、日中が競合。ロシア政府はパイプラインを途中で
大慶とナホトカ向けに分岐させる「妥協案」を検討中で、5月1日
までに基本方針を確定する予定。(モスクワ共同)
(了) 030416 1808
[2003-04-16-18:09]
nifty共同通信24時間ニュース