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[朝日]福井日銀総裁、政策次々 スピード感の一方リスク懸念も
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投稿者 Ddog 日時 2003 年 4 月 15 日 01:17:02:ZR5JcjFY1l.PQ

(回答先: 日銀ウオッチ」福井総裁を待ち構える冷厳な現実、試される新機軸(ブルームバーグ) 投稿者 招き猫 日時 2003 年 4 月 14 日 12:41:30)

[朝日]福井日銀総裁、政策次々 スピード感の一方リスク懸念も

日銀の福井俊彦総裁が主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で国際デビューし、新たな金融政策を模索する姿勢をアピールした。就任から3週間あまり。「速水優前総裁とはスピード感が違う」と政府・与党の評価は高い。ただ、効果的な金融緩和の手段がそう残っているわけではなく、その前のめり姿勢を危ぶむ声もある。

矢継ぎ早スノー米財務長官の求めで、ワシントンでの日米財務相会談に同席した福井氏は力を込めた。福井氏 必ずしもビジネスの現場に資金が流れていない。改善したい。スノー長官 非常に心強い。その直前は記者団に囲まれ、「デフレは世界共通の問題。経験の長い日本が、その克服でも先頭を切らないといけない」と言い切った。

福井氏に対する評価はまず、そのスピード感に向けられている。総裁就任から5日後に日銀初となる臨時の金融政策決定会合を開催。政策の枠組みを見直す方針も打ち出した。「本人は前任者の継承と言われたくない。5月にこれ、6月はあれ、と政策を打ち出していくことを考えている」(福井氏周辺)距離8日夜、小泉首相と福井総裁を中心とする夕食会はなごやかだった。

日銀が検討を決めた民間債権の買い取りについて、小泉首相は「自分も勉強したけど、よく分からなかった」と促し、福井氏が解説すると、「面白い」。竹中経済財政相も「久しぶりに政策決定会合に出たが、活発な議論があった。前とずいぶん違うなと感じた」と持ち上げた。

速水執行部が日銀の独立性を意識して、政府と対立しがちだったのに比べ、福井執行部はしたたかだ。与党との会合に副総裁や理事が赴くことにも抵抗感はない。政府・与党との距離は確実に縮まっている。就任直後に銀行保有株の買い増しを決めたのも「政治に言われる前に手を打つ」(関係者)のが狙いだった。「決めた瞬間から金融緩和への風圧が弱まった」と、審議委員の1人もその効果を実感する。

傾斜もっとも、銀行保有株の買い増しなどで速攻が可能だったのは、事務方の準備があったからでもある。ここから先、矢継ぎ早に手を打つのは簡単ではない。日銀OBには「風呂敷を広げすぎて、実務的にうまく着地できるのか」と心配する声もある。「震災手形割引の世界に近づいているのでは……」。日銀内では、そんなささやきが漏れる。日銀は1923年の関東大震災で流通が困難になった21億円の手形のうち5億円弱を再割引した。いわば不良債権を引き受ける形で危機をしのいだ歴史が、福井氏の推進する民間債権の買い取り策とダブって見えるのだ。

中小企業の売り掛け債権を裏付けにするコマーシャルペーパー(CP)や融資を裏付けにする資産担保証券(ABS)などを直接買えば、信用リスクを日銀が抱えこむことになる。格付けの低いものに手を広げていくと、「株も土地も買え」という声が高まりかねない。

日銀出身の福井氏と、前財務次官の武藤敏郎副総裁との関係について当初は、武藤氏が緩和を促し、福井氏が防御する構図を関係者の多くが想像した。しかし、ある日銀幹部は「最近の福井さんは何をするのか分からない。むしろ、福井さんと武藤さんの役回りが逆になっているとも思えるくらいだ」。

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