現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産25 > 441.html ★阿修羅♪ |
|
【ワシントン江南護】先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が11日夜、2日間の日程でワシントンで開幕した。イラク開戦後、主要国の閣僚が集まるのは初めて。12日に採択する共同声明で、米欧の利害が対立している戦後復興について、どこまで協調支援の姿勢を打ち出せるかが最大の焦点となる。
塩川正十郎財務相と、初めての参加となる福井俊彦・日銀総裁が出席。戦後復興で人道支援を中心に積極的に取り組む姿勢を表明し、政府・日銀が一体となったデフレ克服策も説明する方針。初日の夕食会には、ロシア財務相も参加し、テロ資金対策や途上国の開発援助問題を討議した。
世界経済の動向では、イラク戦争が早期終結する見通しとなったのにもかかわらず、低迷を続ける景気を刺激する方策などが話し合われる。
テロ資金の根絶に向けては、国際通貨基金(IMF)や世界銀行、国連などと協力し、金融犯罪を摘発するための国際基準づくりを進める方針で合意する見通しだ。また、途上国の開発問題については、自由貿易を推進し、より自立的な経済成長と貧困削減を促すことが重要との認識を確認する。
2日目の12日は、イラク戦争が世界経済に与える影響を点検し、同日正午ごろ、共同声明を発表し閉幕する。復興支援問題についてはロシアも深い利害を持つため、2日間にわたって話し合われる可能性がある。(毎日新聞)