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日銀は2日、金融緩和の目安となる金融市場への資金供給残高(マネタリーベース)が3月に96兆6459億円となり、前年同月比10.9%増加したと発表した。これは2001年8月(9.0%増)以来、1年7カ月ぶりの低い伸び率。残高はなお高水準だが、前年比伸び率は4カ月連続で鈍った。
マネタリーベースは現金と金融機関が自由に使える手元資金の量を示す日銀当座預金残高の月中平均の合計。現金のうちお札(日銀券)の発行残高は前年同月比6.3%増の69兆5076億円で7カ月連続で伸び率が低下。当座預金残高は同30.1%増の22兆8332億円で4カ月連続で伸びが鈍化した。
マネタリーベースの伸びが鈍っているのは、当座預金残高と日銀券が大幅に伸びた昨年の反動が続いているためだ。昨年は4月のペイオフ(預金などの払戻保証額を元本1000万円とその利息までとする措置)部分解禁を控えて日銀が金融市場への資金供給を拡大したほか、個人などが資産を現金のまま蓄える動きが広がった。こうした反動は4月まで続く見通し。 (11:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030402AT1F0200102042003.html