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(回答先: [QUICK] 株、構造問題に縮む投資家 事業法人の株資産4兆円目減り 投稿者 Ddog 日時 2003 年 4 月 01 日 00:25:23)
[QUICK] 株、構造問題に縮む投資家 下方修正懸念で売り急ぐ
31日の日経平均株価は大幅続落。2002年度末は8000円割れでの幕引きとなった。3月決算期末に7000円台となるのは1982年3月末以来、実に21年ぶり。仮に年度足チャートを描いてみれば3000円を超える大幅陰線で、今年度の下落率27%はバブル経済崩壊後では2000年度に次いで2番目の大きさだ。業績懸念と株安が重なり、さらなる株安を招くといった負の連鎖が続いた今年度株式相場を象徴するような1日だった。
悪い予感は良く当たる――。ゴールドマンの売り600万株、UBSの売り460万株、東芝にはUBSの売り1100万株。ある銀行系証券のストラテジストは、先週1週間の売買手口リストを見て、朝方から海外投資家の売りを警戒したが、その予感は的中。売りはNEC、富士通といったハイテク株全般に広がり、投資家心理を急速に冷やした。市場では、「欧州系年金による見切り売り」との見方がもっぱらだ。
外国人投資家の売りに恐れをなしたのが、国内機関投資家。前場の株安を見て、東証の昼休み時間帯でのバスケット取引で売り決め注文を発注したが、期末でどこの証券会社も引き取りたがらない。銘柄によっては「時価よりも50円下でも良いとの譲歩も入れらなかった」といい、結
果的には下値をたたくような成り行き売りが市場にあふれた。売り主体は代行返上を抱えた年金と見られている。
期末にドタバタ劇を演じざるをえなくなるほど、国内外の投資家がこうも売り急ぐのはなぜか。背後には「4月後半からの決算発表シーズンを控え、今後業績の下方修正が相次ぐのでは」といった懸念がある。例えば富士通。1月28日に連結最終損益予想の下方修正は発表したものの、同連結営業利益は1000億円の黒字をそのまま据え置いた。同社の2002年4―12月期(9カ月累計)の連結営業損益は364億円の赤字で、通期1000億円の黒字を達成するためには、2003年1―3月期に1400億円近い利益を上げなければならない。市場では「富士通の下方修正は時間の問題」と見る声が多いが、31日時点で会社側からは何の発表も無い。その不透明感がじりじりと株価を押し下げ、1978年以来の安値をうかがっている。