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(回答先: ★外為、ウォール街にロシアの風? 「ドル回復」シナリオに暗雲 [Quick] 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 29 日 10:03:43)
外為、開戦後に「巨額介入」の思惑――イラク情勢でジレンマも[Quick]
【NQN】28日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=120円台前半へじ
り安の展開になった。27日の米英首脳会談で両国首脳が腹をくくった「
イラク戦争の長期化」見通しについて、市場の見方はドル買いの手控え
要因で一致する。しかし、その割に円の上値が重かった。市場はむしろ
、不透明なイラク情勢を受けて強まりそうな財務省・日銀による円高阻
止の姿勢を警戒している様子だ。イラク開戦後も執ような覆面介入を察
知する市場関係者の声が至る所から漏れ聞こえてくる。
「戦局の推移と合わせて為替の推移を十分な関心を持って見ている」
(塩川正十郎財務相)、「市場の動きを注視し、必要な対応はするとい
う考えで臨んでいる」(溝口善兵衛財務官)――。これらの発言が相次
いだ9時前後から円は下値を探り始めた。新味に欠ける発言でも無視で
きなかったのは、20日のイラク開戦以降、ドルの下落場面で119円台に
強力な円売り・ドル買いが続いていたためだ。市場参加者の多くは「一
部の邦銀を使った覆面介入」(外国銀行東京支店)と言い切る。
市場では介入の有無だけでなく、「イラク開戦後の介入規模」への関
心も高い。推測の元になるのは日銀が毎日公表する「当座預金増減要因
と金融調節」。財政等要因の実績が市場予想に比べ余剰方向に変化した
ことが介入の根拠とされる。最近では25日が1兆9000億円の不足予想に
対し実績は1兆700億円の不足で、差し引き8300億円が余剰方向に変わ
った。27日も1兆400億円余剰に振れた。2日合計で1兆8700億円にな
る。これらは決済ベースのため、約定されたのは2営業日前で、それぞ
れ20日と25日に当たる。20日はイラク開戦、25日は日銀が初めて臨時の
金融政策決定会合を開いた。ともに円買いを招いたが、すぐに押し戻さ
れた経緯がある。
ただ、この財政等要因の変化幅が大きすぎるうえ、「年度末の3月は
通常、資金需給の予想と実績に大きなブレが生じるため、介入として額
面通りに受け止められない」との声もある。3月分の介入規模は月末発
表される月間の「日銀当座預金増減要因と金融調節」を待つ必要がある
。当局の腹を探りたい今の市場心理はイラク情勢を素直に消化できない
ジレンマを映しているようだ。(松村伸二)