現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産24 > 357.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 「窓」―貯蓄率の下落<朝日> 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 26 日 23:28:25)
「窓」―三国同盟[朝日]
厚生労働省の少子化対策担当者は、よく「日独伊三国同盟なんで
すよ」と口にする。63年前に結ばれた軍事同盟のことではない。
女性の出生率が低下して少子化が進むのは先進国共通の悩みだ。
ところがその内訳を見ると、第2次世界大戦で連合国だった米(2
.13)、英(1.65)、仏(1.89)や中立国のスウェーデ
ン(1.54)は高く、枢軸国の日(1.33)、独(1.36)
、伊(1.23)が低い。
何でこんなことになるのか。答えは簡単。国の政策や社会の違い
が出ているのだ。
連合国や中立国はもともと労働市場が流動的だったり、育児休業
や保育所、児童手当などに金をかけたりして、女性が働いていても
子供を産みやすく育てやすく、負担にならない仕組みとなっている
。男性が家事や育児に参加する比率も高いという。
もちろん枢軸国だって努力はしている。しかし、政策の偏りや、
掛け声だけで予算の裏付けが伴わないケースが多い。かつての「産
めよ増やせよ」政策に対するしこりが残っているのかもしれない。
少子化に歯止めがかからなければ、世代間の助け合いで運営する
医療や年金財政が苦しくなるだけでなく、経済への悪影響も心配だ。
厚労省は今国会に次世代育成支援対策推進法案を出し、巻き返し
を図る。企業や地域に行動計画を立ててもらう、などがその内容だ
。少子化枢軸からの離脱作戦、どこまで成果をあげることができる
だろうか。〈梶本章〉