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★イラク開戦:異例の時間帯の資金供給★
イラク開戦という激動の日に福井新日銀体制がスタートした。日銀は本日「対策本部」を設置し、続いて1時40分頃という異例に遅い時間帯に1兆円の即日国債買現先オペをオファーした(一般的には即日の資金供給手段としては買入手形オペの方が札割れを起こし難いため、国債買現先オペのオファーは市場で意外感を呼んだ)。これにより日銀当座預金残高は約24兆円になった。
開戦とはいえ、株式市場が8000円台で推移したこともあって、本日の短期市場で大きな波乱は顕在化しなかった。これは、日銀当座預金がそもそも20兆円超という高水準にあり、また2001年9月11日のようにニューヨークの決済システムが揺らぐ恐れがないためである。今日の早朝のコール市場は、いつもよりも明らかにオーバーナイトの運用希望が薄かったが、調達希望レートが上昇する気配が無いことが確認されると、運用希望は厚く現れるようになった。戦争の影響を警戒して余剰資金の運用を当面ストップする金融機関も散見されるが、市場が混乱するほどではないようだ。ただし、3連休を控えているため、連休中のイラク情勢を気にしてトモネやスポネの運用希望は薄かった。短期国債の現先やレポGCは、このところの需給悪化でレートが荒れていたが、1兆円の即日資金供給以降は、低下傾向になった。また、CPの新規発行金利は昨日1〜2BP程度急上昇する動きがあったが、本日は横ばいムードだった。
クイックより