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(回答先: 「 新ドル札発行」の影響をあっしらさんに教えていただけませんか? 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 3 月 21 日 22:24:30)
マルハナバチさん、こんばんわ。
「 新ドル札発行」に関するPBSさんの転載書き込みを興味深く読みレスもしようかなと思っていました。
ご指摘のように、米国連邦債務のデフォルトは国内ではなく対外向けに宣言されると予測しています。
そして、そのついでといっては失礼ですが、米国内以上の額が流通していると言われるドル紙幣の処理をすると思っています。
(最近転載した記事ですが、米国財務省は、現在流通しているドル紙幣の40%が偽札だという情報も流しています)
デフォルトを行えば、ドルの信認が一気に下落し、ドル安になるとともに国際商品の急激な価格上昇を引き起こすはずです。
現在及び今後の世界経済を考えると、ドル建て金融資産を持っている金持ちには、そのようなシナリオがわかっていても、安心して逃避できる場所(通貨)がありません。
そうなると、自分たちが保有しているドル金融資産の実質価値を落とさないように、米国経済の“垢”(連邦債務や民間債務)を落とすことを考えなければなりません。
元記事に書かれている内容は、現物(ドル紙幣)の国外流通分を切り捨てる手段としては格好のものだと思います。
50%の切り下げで済むのかとも考えますが、新ドル・旧ドルの区分けは一時的に必要な手段だと思います。
新旧の切り替えで債務を切り捨てると同時に、アルカイダ名目で行い、今回イラクに対して行おうとしている外国の資産没収も有効な手段として継続されると思っています。
そして、このような荒療治を行えば、ドルは新ドルにしても、国際基軸通貨という位置を占め続けることはできませんから、新しい国際(決済)通貨が要請されることになります。
デフォルトが日本に与える影響について、先ほど「議論」ボードに簡単に書き込んだものがありますから、関連部分のみを転載します。
米国債のデフォルトは、国内できちんと合理的に対応すれば、別になんの問題もありません。
米国債に限らず、過去の活動力のために借り入れしたものは、その時点で既に使われてしまっているものです。
言ってしまえば、下水道に流して捨ててしまったものを、現在の活動力で取り返そうとしているものです。
銀行の不良債権(=過剰債務)も同じことです。
きちんと責任者を罰することを別にすれば、経済論理としては、現在のような経済苦境を続けずとも、不都合なく処理できるささやかな問題です。
※ 全文:『恫喝もきちんと説明もなくただ支持しただけだと思っています。』
( http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/235.html )