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(回答先: ロシアとシリアは「合作戦争劇」の“物証”を保有している可能性 − フセイン一派はティクリートに半ば公然といるような気が... − 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 16 日 04:36:35)
株式日記と経済展望
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アメリカのネオコンの暴走を止められるのは
日本だけ。それが理解出来ない日本の政治家
2003年4月15日 火曜日
関が原の合戦が徳川家康が日本を統一するために行った戦いの一つにすぎないように、イラク攻撃はアメリカが世界支配を達成するための、一つの合戦である。アメリカの目的はイラクを征服して戦後の日本で成し遂げたように、米国の傀儡政権をイラクにつくることである。そして、そこからイラクはもちろん、イランやサウジアラビアの石油を支配することだ。
そのために新たな戦いが必要であれば、また理由を見つけて、見つからなければねつ造してでも攻撃を行うであろう。戦場は中東だけではない。ベネズエラやコロンビアでも、石油の支配権を手にするためにはアメリカは同じように自分の目的を阻む者への攻撃を行うであろう。
アメリカは先進工業国にとって最も重要な資源である石油をその手中に収めたいのである。ドイツ、フランス、日本といった先進国は、その経済を石油の輸入に依存している。もしアメリカが石油価格をその意のままに上下することができれば、例えばアメリカの要求をロシアが聞かなければ石油価格を下落させることによって、石油輸出国であるロシア経済はまひするだろうし、アメリカの要求をドイツや日本に聞かせたければ石油価格を高騰させるという脅しをかけることができる。
ロシア、ドイツ、フランスはこれを理解していたためにイラク攻撃に反対した。しかし永田町はこれを理解できなかった。日本政府がこれを理解できなかったことは、アメリカが日本の資金に頼っている事実を考えると二重に皮肉なことである。ブッシュにとって日本は都合のよい金庫なのだ。必要なときに必要な資金を調達してくれる便利な金庫である。これまでもそうだったし、これからもそうだろう。日本はそれを切り札として使うこともできたし、使うべきだった。もしアメリカが日本の国益に反する政策や行動をとろうとすれば、それに対して拒否権を出すべきだったのだ。
しかし永田町の傀儡政権は、北朝鮮からの攻撃を守ってくれるのはアメリカしかないということをここであらためて強調し、米国の属国であることを自ら表明した。そして日本のメディアは日本政府を助けるために、テポドンや難民が日本へ押し寄せてくるといった、北朝鮮への恐怖や憎悪をひたすら国民にあおり続けた。そして日本一国だけで日本の防衛は不十分であり、米国は「日本への攻撃は米国への攻撃と見なすと言ってくれたただひとつの国で、それを忘れてはならない」とし、日米同盟にしがみつく姿勢を支援した。
しかし日本にとって真の脅威は北朝鮮ではなく、アメリカであり、日本が言いなりになってアメリカに追随すればするほど、日本の危険は大きくなる。日本はいまドイツやロシアのように、アメリカに依存しない、アメリカから独立した態度をとるべきなのである。そして米国を経由した間接的な外交ではなく、西欧諸国だけでなく韓国、北朝鮮を含むその他のアジア諸国とも、日本は独自の直接外交を行うべきなのだ。しかし小泉首相の発言を聞く限り、日本はアメリカ追随を今後さらに強めていくであろう。(後略)
世界支配のためのイラク攻撃 ビル・トッテン
アメリカのイラク攻撃は不可解なことが沢山ある。それらの多くはブッシュとフセインの八百長戦争と言うことで辻褄が合うことが多い。イラク軍が死ぬ気で戦う気があるのなら、現在の米軍では多大な人命損失や長期戦など、国内世論や経済破綻でアメリカが負ける可能性があった。ところが戦争に踏み切ったと言うことは、短期で戦争が終わり人命損失も少ないと言う確かな見通しがあったからだろう。
それを証明するかのように、100機以上あるイラク空軍機はどこかに雲隠れし、橋も落とさず道路には地雷も敷設せず、海には機雷もあまりなかった。戦車も駐車場に100台も置きっぱなしになっていた。バクダッドの市街戦もなくティクリットもほとんど無抵抗だった。このような状況から、ひょっとしたらこれは八百長戦争ではないかと言う疑いを誰もが持って当然だ。
しかしサダム・フセインとイラク軍はなぜそんな事までするのだろう。南部における民兵の抵抗はアメリカ軍の計算外だった。自爆テロも何件かあった。フセインや軍部はこのような対米強硬派に手を焼き、アメリカ軍に任せたのだろう。それともう一つの理由はフランスやロシアなどへの債権をチャラにするためである。その為にイラクはアメリカへ寝返った。
アメリカのほうもイラクの石油がフランスやロシアの債権返済に使われる事を好まない。さらにアメリカの力で日本などに金を出させて只でイラクを再建させる。アメリカにとってもイラクにとってもいい事だらけだ。気の毒なのはこの八百長戦争で戦死したイラクやアメリカの兵士や国民達だ。さらには金を出さされる日本もいい面の皮だ。金を出さなければ北朝鮮からテポドンが飛んでくる。
戦略的に見て、このようなアメリカによる一極支配は日本にとっても、フランス、ロシア、ドイツ、中国にとってもいいことではない。イギリスだって軍隊や金を出して踏んだり蹴ったりだ。このようなアメリカの好き勝手な事が出来るようにしたのが日本だ。日本は経済的にアメリカを支え、軍事的にも基地を提供しアメリカを支えている。ブッシュ大統領は日本に足を向けて寝れないだろう。
日本の政治家達のアメリカへの恐怖心はかなりのものだ。どうしてそんなにアメリカを恐れるのか。それは政治家達が馬鹿だからである。アメリカがどのような謀略を仕掛けてくるか、アメリカが今やっている事はどのような目的かなど、アメリカの手の内を読んで対抗してゆけばアメリカと言えども恐れることはない。しかしそのようなことが出来る戦略家も作戦参謀も日本にはいない。
アメリカが一番恐れていることは、日本にこのような戦略や作戦を考えてアメリカに対抗してくることだ。だから日本に情報局を作らせないし、日本の参謀本部である大蔵省をノーパンしゃぶしゃぶで骨抜きにしてしまった。そして日本には「大蔵省」と言う役所は解体されて無くなった。それ以来、日本経済は長期低迷をしている。
アメリカにはキッシンジャーやブレジンスキーのような天才的な戦略家がいるが、日本にはいない。そのような人材を育成するシステムが無いからだ。だからアメリカの大学やシンクタンクなどに留学してくるキャリア官僚やエリート企業社員が政財界で羽振りを利かせている。しかしそれでは日本人の顔をした心はアメリカ人の人間を育てるだけだ。アメリカの目的はそこにあるからだ。