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(回答先: Re: スペインと米国の類似性から 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 4 月 05 日 21:28:50)
>没落を内的にはらみ、自覚して生き延びの戦略を画策、展開しているアメリカが、どんなにえぐい策で日本の金融と資産を収奪しようとしているか 警戒し対策を立てるべきではないでしょうか
米国の東アジア政策は基本的には日本と中国を対立させ消耗させ漁夫の利を得る、というものでしょう。
インド亜大陸でパキスタンとインドの対立が深化するように、ムスリムが大多数の旧カシミール藩王国を、藩王がヒンズー教徒との理由でインドに編入した、アングロサクソンの狡猾な分割統治政策が東アジアでも実行されています。
米国は自国が危機に陥った場合、日本と中国の間で軍事紛争が起きるように仕向けてくるのではないかと考えられます。日本としては、中国との間で軍事的対話を定期的に行い、米国の企てに乗らないことが重要と思われます。
日中戦争が不発に終わった場合、米国は間違いなく日本や台湾などの米国に依存した国の保有する米国国債の債務不履行を宣言することでしょう。GDPの5%の経常赤字を垂れ流す米国には国債の返済は絶対に不可能です。
我々日本人がそのダメージを少しでも小さくする方法は、ドル以外の資産に投資することです。貴金属が最も、次にスイスフランやユーロが安全と思われます。自分は現在、個人資産の約15%を金地金にしていますが、イラク戦争後に一時的に来るであろう金価格低下や、米国の経常赤字不安から来るドル安の時期に金を買い増しして、最終的には個人資産の半分程度は金地金にする積りです。
生命保険会社や銀行は利息を生まない金への投資にはなかなか踏み切れませんし、外債投資の対象からドルを除くこともできないでしょう。各個人が自分の資産を銀行預金や生命保険から貴金属やスイス・独仏等の国債に移すことによってしか、日本の国富の保全はできないと考えます。
私が金地金を購入した昨年初頭は金ブームの時期で、田中貴金属店では老若男女が列を成していました。今もそのブームは続いていると言います。日本の富裕層は実は非常に賢明に行動していると思います。