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(回答先: 民主主義=多数決原理主義 投稿者 baka 日時 2003 年 4 月 03 日 21:15:29)
＞最終段の「多数決原理主義に過ぎないようなニセの民主主義」の「多数決原理主義」という言葉にシビレました。
私も同感です。卑近な話で恐縮ですが、小生も持ち回りのマンション管理組合の理事会長をさせられているのですが、先日維持費の積み立て増額のために管理費を値上げするかどうかの決定のために私が議長で住民総会を開いてみんなに意見を出してもらって、「さて、それでは意見も出尽くしたので値上げ賛否の決定をしましょう。賛成の方は手を挙げて」といったらガッコの先生のおばさんが、「そんなのは強行採決といって民主主義のルールに反する」そしたら７０過ぎのおやじさんが「何を言うか。多数決こそ草の根の民主主義の決定手段ではないか」と侃侃諤諤。
結局多数決で三分の二近くの賛成で結論が出たのですが、反対派と賛成派が露骨に仲が悪くなって雰囲気も悪くなり後味悪かった。時代劇の水戸黄門みたいに権力持ってもとぼけているようなじいさんが丸く治めたら民主主義的ではないが、仲間割れや後味悪いようなことは少ない。でもこれは法治主義ではなく人治主義だし．．．意見をまとめるということの難しさを今更ながら実感しました。
でも地方自治というのはこんなマンション管理組合みたいなものの上へ上への積み上げみたいなものですから、日頃の近所付き合いとかきちんとして、意思の疎通をはかれる土壌がないと、特定の人々だけが決定を左右したり利権を握ったりで、面倒くさくても住民が首長村議会に関心をもって投票にゆくような状態にならないと、地方に権限を移したら却って今以上に利権争いで無駄な公共事業が増えてしまう危険もあると思いました。よくいうような結論で恐縮ですが、結局は皆の無関心が政治の腐敗を許してしまうのでしょうね。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。