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(回答先: Reはまちさん。ジハードと近代戦争についての問題点 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 4 月 03 日 13:15:29)
すみちゃん、レスありがとうございます。言葉にとげがあったら、許してください。わたしは、まったく、あなた個人を攻めていません。
「 イラクへの侵略に対して、世界のイスラム教徒が、シーア派であろうとスンニ派であろうとジハードの義務があると考えることを世界性(普遍性)と呼びましょう。 この考え方ですと、侵略者がイラクに進駐する限り、「ジハード」は終了しないことになります。」
侵略者、つまり、イラクにいる非モスリム、アメリカ、イギリス人が対象です。新聞記者も対象になってしまうと考えられます。米軍にくっついている日本人記者は、この際除外されるでしょうが、米軍に従軍しているというだけで、十分に侵略者という定義にはいってしまいジハードの対象になりうると考えます。
侵略者の進駐が、イラクのためになる、進駐軍が、イラク国民(ジハードの話なので、モスリム)に危害を加えない、と、イラク側で判断されない限りジハードは終わらないでしょう。逆に、ジハードが解除?されたら、侵略者は、お客様です。先日の、農夫がアパッチを撃墜した際、英軍2兵士をもてなしたのが、その例です。兵士に攻撃力が認められない場合、ジハードは、おしまいです。無力という意味で、パレスチナで繰り返されているイスラエル市民を狙ったジハードがテロになりうるのは、この点になると思います。ただ、攻撃していないが、攻撃を肯定しているイスラエル市民と攻撃していた兵士が無力化してしまった場合とでは、次の展開として大きな差があります。イスラエル市民に攻撃をやめない可能性がないが、無力化した兵士には、攻撃をやめる可能性があるわけで、イスラムでは、この点において、兵士には、チャンスを与えていると考えます。
十字軍のエルサレム奪回で、「剣かコーランか」という台詞が欧米側で使われ、いかに、モスリムが残虐だったか示したいようですが、無力化、捕虜になった兵士が、モスリムのもてなしを受けて自らモスリムになるという話が本当のところだと信じてます。アフガンで、開戦すぐに、捕虜になってしまった英国女性記者、今年、モスリム(モスリマ)になられました。
ついでに、無力化した米軍だけど、家族を殺された復讐、、、っといって、モスリムが、攻撃を仕掛けるのは、ジハードにあたりません。
「 つまり、「終戦(停戦)条件の不明」という恐ろしい問題に突き当たります。
これは、近代国家(近代軍隊)である米英軍が終戦したと思っても、例えばイラク国家政府が無条件降伏したと仮定しても、戦争が実は終わらないということを意味します。」
そこが、今回戦争を本当に引き起こしたかった人の狙いでしょう。戦争は終わっても戦いは、続きます。アフガンも同じでは、、
「 また、このようなジハードが起こったとしたら、それは近代国家の枠組みからは「戦争」ではなく、「犯罪」となります。 たとえイラク国内での「自爆テロ」であったとしても、それは近代国家単位での終戦成立後なら「犯罪」扱いでしょう。」
今回の戦争は、近代国家の枠組みからは、戦争になっていないはずです。犯罪じゃないのですか?国連は、近代国家の枠組みの柱になってるはずでは?それを十分に追求されていない近代国家の枠組みに、犯罪と言われても、理屈にあっていません。
「 また、イラクが敗戦しても、他国のイスラム教徒にはジハードの義務があるということになると、ますます厄介な話です。
イラク国内教派のファトワが他国の教徒に有効かどうかは私には分かりません。 しかし、かりにファトワがなくとも、イラク国に駐留する米軍は明らかに侵略者ですから、「戦争」の義務があるとイラク外のイスラム教徒は考えるかもしれません。」
フランスが、国内事情を憂慮した背景は、ここにあると考えます。フランスが空母シャルルドゴールを臨戦状態にしていても、実際に、参戦していません。参戦したら、ジハードと称して、モスリムフランス人が非モスリムフランス人に危害を加える可能性が大いに考えられます。ですから、逆の理屈で、フランス国内に住むアメリカ人にジハードは適用されないでしょう。
「 非近代性とは、上記のように近代国家、近代戦争の枠を越えるのに加えて、非戦闘員と戦闘員との区別の区別が原理的にあいまいな点です。
近代戦争であれば、戦闘員と非戦闘員との峻別が条件のはずです。
そうでなければ、いわゆる「戦争犯罪」の概念が成立しません(戦争自体が犯罪だという立場はまた別です)。
しかし、ジハードは、理屈上は、両者を峻別していないように見えます。 」
非戦闘員と戦闘員の区別があいまいなのは、近代国家の代表とされてアメリカ、イギリス側ではありませんか?
イラクが国連査察の指示に従ったにもかかわらず、結局、攻撃を回避することはできませんでした。国連の査察を拒否したじぶんは、飛行管理区域と称して、対空ミサイルに対抗したと称して、攻撃が加えられていました。そして、被害になったのは、市民です。
これは、戦争犯罪にあたらないのですか?だれが、ジャッジするのですか?アメリカが、自分で攻撃を加えて、自分で、ジャッジするのですか?
現在は、イラク非戦闘員を脅かすことで、アメリカ、イギリスは、何を手に入れたいのですか?
侵略軍は民衆が武装していて、やっかいだ。というイメージを作り上げているようですが、民衆を殺害していない人がいう台詞で、クラスターや劣化ウランを使っている人のいう言葉じゃありません。
ジハードにはいろいろなケースがあります。前回の投稿で、戦争という組織だったケースの説明でなくて、一般市民、日常生活にあるモスリムのジハード適用について、説明したため、すみちゃんから、上のような質問を受けたのだと思います。戦争という枠組みなかで、戦闘員、非戦闘員の定義など、クルアン(コーラン)や、ハーディスなどから調べた上で、ご希望があれば、投稿します。
「 私は、米軍の行動は覇権国家の横暴(侵略)だと考えており、従ってイスラム教徒が応戦することは当然だろうと思っています。
しかし、終戦成立後のジハードが近代の枠組みにおいて犯罪として取り扱われることも避けられないでしょう。
この結果として、イスラム教徒の迫害や白眼視につながり、一層の流血を呼ぶように思えてなりません。」
これを狙っていた、あるいは、この時をまっていた。そして、この延長上にあるものをさらに、追いかけてる 裏
があると考えます。ブッシュも、ラムズフェルドも操り人形で、イラク情報相のサハフ(サハファかな)さんの言葉を借りたら、「ケツの穴が小さい」種類の方で、もっと、「その気小にあらず」 なんて、ふんぞり返っている方がいるはずです。
「 ・・・ 正直言って、この問題はパンドラの箱という気がしており、あまり書く気がしないので、・・・・・・」
根拠はありませんが、イスラムじたい、ひょっとして、エジプトを追い出された民が、世界制覇の時を願って、彼らによって作られた宗教では?っと思うときがあります。ハルマゲドンを説くこと、ハルマゲドンのはじまりに、モスリムはユダヤを殺し、っとなっていることからして、個人的には、しっくりこないものがあります。