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(回答先: 英米兵とポチのほうが死んでほしい 投稿者 書記長 日時 2003 年 3 月 30 日 20:45:32)
みなさん、こんにちは。
軍事占領下の独立性を欠いた状況で「大日本帝国憲法」は強
制的に廃棄処分になりました。そういう状況で成立した「日本
国憲法」はそもそも法的に無効であり、正当性の根拠がアメリ
カの力と支配にあるものです。日本の歴史・伝統・社会に正当
性と権威の根拠をもたないニセものです。
私は「自主憲法の制定」を論議する前に、今の憲法の法的不
当性とその社会的無根拠性を問題にすることが大切だと思いま
す。こういう当たり前のことを言うと、問題の立て方が「非現
実的」で「今さら役に立たない」とか言われてしまうところに
も今の日本の病根が表れています。
「押し付け憲法論」などどうでも良い、憲法の内容が問題な
のだという人がいます。それは「国家主権」とか「伝統的価値
観と権威の継承性」という国家にとってもっとも重要なものを
最初から無視した発言です。そんなものが恥ずかしげもなく公
衆の中で横行し若者たちに投げつけられるのが現代日本の文明
状況なのです。
われわれは集団的投降捕虜なのです。命が惜しくてアメリカ
の軍門に下ったのですが、それ自体は悪いことではないと思い
ます。歴史的事実としては終戦直前にアメリカが天皇にナイフ
をつきつけて日本人が降伏できないでいる間に大虐殺を行った
という事情がありますが。
(『日本の敵はアメリカである』 書記長 http://www.asyura.com/2002/dispute2/msg/984.html)
投降捕虜が収容キャンプから逃げ出して自律性を取り戻すに
は大変な危険がともないます。米軍基地のフェンスは我々が米
軍の虜囚であることを暗示しています。また、逃げ出したあと
も経済的な困難や食料の確保、健康や安全面での問題が待ち受
けています。塀の外の国際世界では危険な人間もたくさんうろ
ついていますし、ずるい人もいます。追っ手もくるでしょう。 「日本の独立」というテーマの本質には、日本人が現実ばな
れした国際感覚や精神世界の中に生き続けることを許さないと
ころがあります。兵役なんて私も嫌ですし日本社会・文明にと
っても良くないと思いますが、「兵役がなくて当たり前」とか
「戦争をしないと決めれば平和になる」とかいう前提から話を
スタートしてきた人々は、まったく現実離れした精神世界に住
んでいたと言わざるをえません。独立国家としての立場や可能
性を最初から無意識的に度外視している発想でもあります。
まずは意識改革と国家的危険を引き受ける覚悟が必要になり
ますが、今の日本人全体にそれを求めるのは無理でしょう。で
すから、まず一部の日本人だけで強引にかつ狡猾に独立のため
の策謀と社会的行動を起こし、情報・心理操作を駆使して日本
社会全体を「日本独立」運動に巻き込んでいくことが大切なの
ではないでしょうか。
あまり真正面からやろうとすると「田中角栄」の二の舞にな
りかねません。