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>イラク戦争を見ると大坂夏の陣との類似性を感じる。・・・だれも豊臣に味方し
>なかったように。
そうですかねえ。私はかなり違うと思いますよ。似てい
るところもありますが。というよりアメリカは「大阪夏の
陣」にしたかったのだけれども逆になったのでしょう。だ
から私は開戦前の時点でフセインの勝ちと言っているので
す。
本当は諸大国の承認のもとに世界連合軍の中心となって
独裁国イラク征伐を行い、国家主権を超越した超権力を確
立して世界に堂々と君臨したかったのではないでしょうか
。
しかし、実際は世界中から非難を浴び、国連の承認も得
られないまま英米系諸国家だけでイラク攻撃を行うことに
なり、陣営にはせ参じた大国は日本だけ。カナダやメキシ
コにまでそっぽを向かれる始末。いったいどこが夏の陣な
のでしょう。
独自の伝統・文明を追求し自国の利害や尊厳、個性のた
めには戦いを辞さない国をキチガイ扱いする人がいますが
、私にいわせれば戦後日本の精神風土のほうが異常なのだ
と思います。何か物事の意味を追求したり、何らかの価値
ある物事を見出すことを求めたり、自分や社会の独自のあ
り方や尊厳を脅かす勢力と戦おうとしたりすること、こう
したことは当たり前の人間的傾向なのです。価値相対主義
とか平和主義だけが「正当もしくは標準」とみなされるよ
うな戦後日本社会は、ようするに「開き直って自分の境遇
をえばりちらす投降捕虜の奴隷根性」に支配された社会な
のです。
殺人強盗を援助する日本人がどうして自分の力で自分の
信念と利益ために戦おうとするフセインを軽蔑できるのか
わからない。いったいどっちが惨めでみっともなくて醜い
のかすぐにわかろうものなのに。私は勇敢にアメリカに立
ち向かうイラク兵たちがポチ犬より先に死んでいくことを
とても残念に思います。
戦後のBC級戦犯の摘発と処刑は日本人から社会の骨格
となるような資質の主だった日本人の遺伝子や精神性を根
絶しようとする目的もあったのかもしれません。客観的に
歴史を見れば、一独立文明・社会を破壊し去勢することが
、英米のいう民主化プロセスなのだと言えます。私はそう
いう意味でタリバンもイラク軍もとてもかわいそうなので
す。失われた日本とも重なるのです。