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(回答先: 星空を選んだベドウィン 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 3 月 31 日 13:28:14)
昔、アメリカがリビアのカダフィをミサイルで暗殺しようとしたとき、彼は建物の中ではなく敷地内のテントで寝ていたために助かったというニュースがありました。
以前、サハラ砂漠の町々を旅行したときも皆、夜になると家からマットレスやじゅうたんを引き出して砂漠を眺めながら眠りについてました。(暗いのでよく人を踏んでしまったりしましたが、それくらいたくさんのひとが外で寝ていました。)これだけ殺ぎ落とされた風景であるにも関わらず、彼らは口々に砂漠は美しいって言ってましたね。
これまた以前、通っていた麻布のアラビア語教室の教師(サウジアラビア人)は教室でモーリタニアの話がでると「あの国はとても美しいところだ」といっていました。この国は観光的にはなにもない国なんですけど、砂漠以外は。
明らかにものの価値観も違うし、それは全く素晴らしいことなのだと思います。
私はこの侵略戦争をはじめたブッシュの視線の先にはアラビアの砂漠ではなくテキサスの砂漠が映っているような気がしてなりません。勿論それは蜃気楼でしかないのでしょうし、ましてや歪んだ「西部劇」映画にあるような2時間足らずで終わる「夢のような」ドラマでもありません。前線の英米軍の報告などを垣間見ると周りの風景から疎外された兵士のうめきが聞こえてくるようです。これからこの兵士たちは「ここがテキサスではない」ことを追体験するのでしょう。考えてみれば当たり前にすぎないことなんですけど、。