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(回答先: 簡単なレスです 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 28 日 21:39:44)
あっしらさん、こんにちは。コメント多謝です。
前回のお話を踏まえると、日朝国交正常化しない限り拉致問題は解決しないことを考えれば、交渉はなるべく早期に再開しなければならないと思われます。日本としては拉致問題解決が最優先事項ですから、国家の体面に関係なく段取りは進められるでしょう。一刻も早い解決が望まれますね。
しかし、国民感情から考えると、これには大きな反発も予想されます。なぜなら人質を返して貰うために身代金を支払うハメになると誰しもがそう感じるからです。これまでのお話によれば、日朝国交正常化交渉や平壌宣言が暗礁に乗り上げたのは、拉致問題の悲惨さが国民感情にストーレートにシンクロして爆発したためにそのような事態に見舞われたのであり、またここで再び交渉再開の運びになっても国民の賛同は得られない可能性もあります。
しかも連日のように北朝鮮の反米・反日プロパガンダ放送が流され、それが日本のお茶の間にこれまた連日のように飽くことなく流される状況(今はイラクでもちきりですが)で、北朝鮮に対する憎しみや嫌悪感が醸成されきっています。
北朝鮮の本音としてはまず「金ありき」なのははっきりしており、国民の大部分もそれは認識していると思われ、日本国政府から拉致問題をエサにされて、ここで騙されまいとする意地を貫き通すでしょう。
現時点では、武器を買わせる為の北朝鮮脅威論が逆に交渉のチャンスの場を狭めている状況です。たとえ武器を充分買わせた後で段取りを進めても国民感情は依然として「反北」のままであり続けるでしょう。最悪、北朝鮮崩壊か南北統一(それが実現するかどうかは別として)まで待たなければならない可能性も否定できないと思います。