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(回答先: アメリカさまさま。北朝鮮の完璧な勝利 投稿者 future 日時 2003 年 3 月 28 日 20:47:35)
北朝鮮は、武器の輸出から「経済開放」へと経済再建の活路を切り換えています。
そして、軍事優先が国民生活の疲弊につながったことも認識しています。
だからこそ、軍事優先から離脱しても体制が維持できるように、韓国との関係を改善し、最後の仕上げとして米国との関係を改善しようとしています。
韓国の衣料品に占める北朝鮮製(韓国企業ブランド)の割合が急速に増加しています。
日朝の国交正常化が達成されれば、日本企業も、中国よりも“高品質”の労働力をより安く利用できる北朝鮮での生産をめざすはずです。
昨年、7月に行なった「経済改革」も、日本との国交正常化を見通したもので、米国に自由主義的経済政策のシグナルを送る意味もあったと見ています。
>(それほど「おとなしい国」になるのでしょうか。)
91年の南北同時国連加盟で「おとなしい国」になったと思っています。
それまでは、韓国は米国の傀儡政権であり、北朝鮮政権が軍事力を行使してでも朝鮮を統一するというのが国是でした。
91年以降は、体制維持=生き残りが隠れた国是となったと見ています。
>以上の話を進めるにあたって拉致問題は目下のところ弊害のように見受けられます
>が、この問題はひとまず保留にして、日朝関係改善のあかつきには必ず解決できるよ
>う拉致被害関係者への説得や対北折衝によって算段を整えておくしかないと思います
>が、あっしらさんのお考えがあれば是非聞かせてください。
直接の拉致被害者ではなく、子供たちや配偶者の問題が主要な弊害だと思っています。
北朝鮮で生まれ北朝鮮人だと思いながら育った子供たちが生活基盤として日本を選択すれば、家族揃って日本に移ることで基本的に解決します。
(北朝鮮政権は、どういう目的で拉致したかはわかりませんが、今となっては拉致してきた人たちを“邪魔な存在”だと思っているようですから、素直に日本に引き渡します)
子供たちのなかには、なぜあの“反動的”な日本に行かなければならないのかと拒絶感を示す人もいるかもしれません。
成人した子供もいるとのことですから、成人した子供は、自分で生活の場所を選択すればいいのではと思っています。(学業を続ける人には、北朝鮮政府がきちんと面倒を見るという保証を日本政府がとってあげることが必要です)
未成年の子供は、親の意向に従うことになるのでしょう。
このような家族の別離は、日本のなかでも親は九州で子供は東京というようにけっこうあることです。
拉致被害者の家族の別離が再会不能にならないためにも、日朝国交正常化を実現し、日朝間の自由往来ができるようにしなければなりません。
北朝鮮に残った子供も日本に遊びに来れるし、日本にいる親やおじいちゃん・おばあちゃんも北朝鮮に会いにいけるというかたちを実現しなければなりません。
日朝国交正常化が達成されたら、死亡したとされている8名の方々の生存も明らかになると思っています。
(全員とは思っていませんが、有本恵子さんら欧州組は生存していると推察しています)