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(回答先: Re: この年表ではR家などがニューエージ運動を振興し乗っ取ったと主張する根拠としては弱いし、矛盾すらしている面が否定できない。 投稿者 HAARP 日時 2003 年 3 月 26 日 05:12:00)
ひとつわかっていただきたいのですが、陰の権力機構が、資金提供しているもの:
1ドラッグのマインドコントロール利用
2イルカの軍事利用
3サイキックの軍事利用
4環境雑誌の発行(R家が資金を出しているものがある)
5ホリスティック系大学院などヘの援助
6核融合などの新エネルギー
こういった現象がある事は事実なのです。
しかし注意をしてほしいのは、一方で,一般の人は、それとはかんけいなく、非常に自己決定的にこれらの問題に取り組んでいる現実があるということなのです。しかもspontaneousという点に特徴があります。ニューエージ関係の刊行物は膨大であり,大半のひとたちはそれを好き勝手に自分なりに読み,自分なりの行動をとっています。組織に属さない,グループ行動をしない、ということを特徴としています。非教義,非組織系です。
ゼロポイント開発者たちもほとんど、資金手当てがない事が共通の悩みとなっています。裏庭で細々とやらざるを得ない,しかし、真剣に取り組んでいるといった風情です。ほんのわずかのひとが企業資金を得ているとしても,全対的にみると、無名無資金の人たちの情熱で独立的に研究が進められている面が強いということなのです。陰の権力が独自に研究を進めている事は真実ですが、それがただちに、だから一般の人びとが彼らから誘導されコントロールされているということはいえないのです。
見極めて欲しいのは,民衆側はニューエージ運動の枠組みの中で独自の動きを自由に幅広くとって動いている点をみのがしてはならない、ということなのです。あなたには陰謀論的なものの見方の軸が強い面があり、すべてを一元的に陰の黒幕の操作の結果と見る傾向がやや,うかがう事ができるようにおもえます。政治経済のし組は彼らが築き,維持しているという点でそうした情報処理は必須です。しかし、ニューエージの思想は元を正せば2000然程の運動の歴史がある長期的な思潮運動とみています。キリストと呼ばれる人物は、ホリズムの思想(すべてはひとつ。窮極の次元は「意識」(Godではない))を打ち出し、時のユダヤ教勢力の還元主義的世界観に挑んだものとみています。後のローマ教会は上記の意味でのホリズムを葬り去って新約を編纂し、かれの基本テーゼを封印してしまったのです。彼の思想をひきついだひとたちは、地下に潜ります。彼らの殲滅を狙ったのが、ユダヤ教を源泉とするメーソン、そしてローマ教会等公定キリスト教です。地下に潜った流れが、近世的にいわゆるニューエージ哲学運動として,姿をあらわします。しかし、地下に潜っているうちに,相当歪んだものがあらわれてきます。クローリーなどはその典型。ブラバツキーなどもアデプト思想を取り込み、つまり,上位の世界に,下界の人間を指導するグループがある、自分はそことつながっている、などと、堕落した連中がでてくるわけです。ホリスティックなのに権力概念を導入するという堕落ぶりです。ニーチェやヒトラーに影響がでてきます。ニーチェが最大の影響を受けた思想家は実はエマソンです。ニーチェは,エマソンのエピゴーネンでしかありません。エマソンは近世ニューエージ運動の発足に関わった決定的人物です(超絶思想=トランスセンデンタリズム)。彼はメーソンではありません。ニーチェはある意味,新時代の到来を告げるのですが,いかんせん彼もこの超人思想に陥り堕落をするわけです。ヒトラーも同類です。彼はいわば超人から指令がきていると信じていました。
キリスト以前のエジプト,シュメール文明はホリスティックですが,権力の階層構造を取り入れていました。そこで、キリストと呼ばれる人物が、ホリズムを純化し、一切の権力的契機を剥奪したのです。ホリズムの歴史的再編を行ったのです。ところが、これを押し返す諸力は余りに大きく、ついえた形になりました。純化されたホリズムを持っているもうひとつの、そして唯一の文化グループは北米の先住民でした。
60年代70年代カウンターカルチャー運動と重なるニューエージ思想は、このとき、メインのエンジンの一つとしと先住民の思想を取り込んでいます。こちらは、権力契機を除去しています。インド系のホリズムを取り入れた流れ、つまりブラバツキーの流れは、アデプト=天界の超人からインスピレーションを受ける事が重要です。これが、ニューエージの堕落した部分を持つ契機になったのです。オウムの麻原がその例です。組織・権力・超人これで精神性をリードしようというわけです。で、R家など背後権力、メーソンなどが利用したい点は、この独裁的超人あるいはリーダーが盲目の羊たちである大衆を「強制契機」によって、導くのが当然であるという考えに達しているわけです。彼ら支配層が最も唾棄するのは先住民によるホリズムです。権力契機を根底から否定しているからです(西洋人はこれをアナキズムと命名しました)。彼らは、したがって、正当なホリズムを攻撃し堕落したホリズムは利用する、という戦略をとっている可能性はあります。ゴルバチョフがなぜかニューエージ思想家を招いた国際会議を主催したというのは、こちらの側の利用と考えられます(しかしなぜゴルビーがニューエージ?という驚きを私は覚えたものです)。
このように、ニューエージという社会思潮の歴史的パースペクティブ、スパンはある程度長く取る必要があります。その意味で裾野が広く、原理的にはR家側は、純化されたホリズムと敵対関係にあります。
ちなみに、昭和5年以降は日本の体制側知識人はホリズムを取り込んで理論武装をしています。しかし、堕落したホリズムを取り入れた。つまり、天皇という権力契機を取り込んだのです。ホリズムが病理的な側で換骨奪胎されたてしまい、いわゆる「全体主義totalitariasm」として発現したのです。
ニューエージで注意をしなければならない点があるとすれば、この悪用、堕落方向の推進です。totalitarianismを狙うニューワールドオーダ(NMO)側を牽制でき、超克できるのニューエージの対抗バネは先住民系の世界観、純化されたホリズムのみです。米国はニューエージ運動の流れでかれらの世界観を理解しよう、あるいは共鳴する動きは非常に多くの出版活動を通じ、大衆レベルで着々と広がりをみせており、その部分への介入は、彼らも追い付かないものとなっています。
先住民の哲学 VS NWOの全体主義
逆説的ですが、今後の戦いは、この土俵に持っていけるか、にある意味かかっているといえるかもしれません。
*wholism=holism
万物が一つの生命で分ちがたくつながっているという世界観
=Everything is involived with everything else.
すべてはほかのすべてのものとつながっている(量子力学物理学者、デビッド=ボームの到達した物理学的世界観)