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(回答先: ヘリコプター・タービンと砂についての疑問 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 3 月 24 日 21:50:22)
私もこの時期にアメリカが戦争をするのは不利であると疑問を持ちました。12年前にアメリカ出張中にイラクのクウェート侵攻が起こり、約一週間でアメリカのサウジへの派遣が決まり、アメリカの国内航空便が輸送のため時刻表が無茶苦茶になったと思っていたら、ガスマスクに防毒服で重武装した兵士がカリフォルニアとネバダの境に近いモハベ砂漠で戦闘訓練を始めていた。同時期に仕事があって同砂漠に行ったのですが、真夏の8月で摂氏50度を越える温度で暑いというより力が抜けるような高温です。「日向にいれば1時間に1リットルの水分が体から奪われるので、必ず水を補給せよ」という注意書きがあちこちにあった。
多分訓練の兵士はあんなマスクをつけて雨合羽より断熱性が高い防護服を着ているので30分も体力が持たないでしょうね。だから湾岸戦争は真冬に開始した。
アメリカの砂漠は中東の砂漠と違い、サボテンなども多く完全な砂漠とはいえません。多分砂嵐もないでしょう。しかし中東の場合は完全な砂漠で砂しかない。これでは砂嵐の対応の訓練はむりでしょうね。
サウジに出張したら、摂氏60度になったら屋外作業は禁止という決まりがあると聞いてぶっ飛んだ。50℃でもしゃれにならなにのに。因みに50℃ともなればかえって衣服を身に着けていないと危ない。また汗も皮膚が露出した部分には出ません。屋外を歩いて、エアコンの効いたホテルに入った瞬間に表皮から蒸発していた水分が結露するんで、一瞬のうちにまるで水をかぶった如くに汗をかきます。