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(回答先: Re: イラク外相の真意を測りかねるコメント 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 19 日 18:32:52)
あっしら様、
>イラク外相やフセイン大統領が発言した内容は、「世界中どこであれ、陸・空・海がある限り、
>戦いが起きる」(趣旨)であり、それは、『もはや世界中どこにも、アメリカ人にとって安全な
>場所はなくなる』という意味に解釈できるものです。
>
>それを『テロ攻撃を行うつもりがある』と解釈しているのは日本の主要メディアです。
>
>イラク当局の発言目的は、正義は我々の側にあり、悪を働く米国への戦いは世界中で起きるとい
>うことで士気の鼓舞をはかったものです。(戦争ではよく使われるプロパガンダです)
アラブ語ってけっこうファジーな言語なのでしょうか。
私がイラク外相の立場なら、曲げた解釈を許さないよう
もっと限定的な表現を使いたいところでございました。
彼らの方が米英より弱者の立場にあることから、
彼らはテロ攻撃という手段も使って戦いたいだろうとは思いますが、
再び、私がイラク外相なら、わざわざそんな事を宣言したくないですよー。
だって例えば、あんなに陰日向にかかわらず日常的にテロをやっているイスラエルは、
日向のテロは『正当防衛』『治安維持行為』で押し通し、
陰の分に関しては素知らぬ振りしてお終いではございませんか。
イラク外相だって口では『清く潔く本土決戦に挑む』くらいに
言っておけば良かったはずなんじゃないんでしょうか?
無差別テロをやる側のロジックは頭ではわかります。
でも現実には、要人や首相官邸、霞が関を狙ったようなテロしか起こらない間は
『あーあ、恨まれちゃってるもんなあ、仕方ないなあ』で済んじゃうかも知れないけれど、
自分ちや家族が吹き飛んじゃうようなことになった時には
『日本がアメリカに追従するからこうなったんじゃないですか、
日本政府の責任だわ』とは考え続けられるかどうか。
『小泉どの、あなた日本の親分だったら、
イラクにこの落とし前をつけさせていただかなきゃ困るじゃないのよー?』
彼の背広の襟を引っぱってそう言いたくならないか、と正直思います。
それでも、一般市民を巻き込んだテロを起こす側に、何か実際に得るものはあるのでしょうか。
米英に偽のテロをしこたま起こされて、それらが全部イラク人のせいになっても?
弱者は、征服者側の市民に下手に脅しをかけるより、
今ではもう遅いかも知れなくても、廉直な国家元首だった振りを図々しくしてでも
上手に憐憫の情をあおった方が得なんじゃないのかな(たとえテロを起こすつもりでも)、
そう思えてならないんですけれど。
私は、ああいう
『あ、だったらもう僕たち、テロだってやっちゃうかもよ』
みたいに取られかねないことを言う彼を見て、思わず
本当は既に米英に非公式に命乞いでもして、彼らの大根役者に成り下がったのか?
などと勘繰ってしまったのでございました。
>>結局こういった戦争は、彼らにもいくらかは分け前があるから起こってしまうのではないのか、
>>という疑心暗鬼まで喚起されるような、不可解で薄気味悪い物言いをする人々でございます。
>
>「彼ら」がどの人たちを指すのかちょっと不明ですが、“分け前”のない戦争に参加しない国家
>や支配者はいません。
『彼ら』とは、私の前の文面に登場したイラク外相とシラクをそのまま指したつもりでした。
米英は、強引に開戦に持ち込もうとするこの今も、イラクの要人や、
反対していたり中立していたりの他国の首脳などを、
情報操作や捏造、支配、復興など今後の計画を思うように遂行しやすくするために
どう懐柔し、取り引きに引っ張り出そうとしているか知れないですよね。
他国には米英と一緒にピラニアに成り下がらないで、
せめて彼らの悪行に制限を加え、
戦後は彼らを裁く側に回ってほしいと思うのですけれど、
望みはないでしょうか。
せめて日本の内閣の誰かは辞職しないか?
駄目ですねえ。ホント、誰も責任意識のない国が我々の国なんですね。
ではまた、ごきげんよう。