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(回答先: Re:ダブヤは失読症 投稿者 ビルダーバーグ 日時 2003 年 4 月 25 日 10:04:15)
お返事ありがとうございました。紹介していただいた本は、ぜひ読んでみようと思います。(図書館にないかな。。。)
ウェブを見てみると(リンクありがとうございます)、
「権力者」が陥りやすい被害妄想
読字障害
「偉大な父」を超えたいコンプレックス
投影的同一視
注意欠陥多動性障害
脳器質性症状群
と、かなり!書かれているみたいですね。これらの性質は人間誰しも持っているものでしょうけれど、、、一方で「今回の米軍のリーダーのダブヤの怖さ」を良く説明できてしまうのかも知れません。私は性格分析としてよりも、社会的に彼が何をしてしまったのかを知る手がかりとして読んでみようと思います。(私はこの種の問題には少し慎重なのです。例えば読まずに書けませんが、脳器質性精神障害はアルコール中毒から出たのかも知れませんが、少し怪しい気もします。つまり筆者の「遊び」を少し感じます。)また、ダブヤ個人の問題でなく、執行部全体の精神状態を解釈するためのキーワードになるかもしれませんね。
田中さんは、確かに今回「ネオコン対穏健派」での視座を貫きました。この指摘で気が付いたのですが、この視座を作り上げた時期と、アメリカに住んでいらっしゃった時期が重なった気がしますが偶然でしょうか。これが自分でかすかに感じた、最近の田中さんの論調の変化に影響したのかな、とも思いました。ひょっとしたらアメリカの内部からは、反発しあう二つの勢力がしのぎを削っているようにしか見えないのかもしれません。(少し飛躍しますが、逆に外国から見た日本は、「小泉改革vs抵抗勢力」という様には見えないのではないか、そして結果的に残るものは「既定路線」そのままなのではないか、とも思います。)
少し結論じみたことを言うと、「次の分析視座」もアメリカ内部で客観的な視点を持っている人たち(リベラルかな)、もしくは疑いを持って政府の政策を眺めている人たちを、一時的に納得させるようなものにすぎないものになる恐れがあります。田中さんの魅力である「日本で知られていない情報を発掘する力」が、田中さん自身の目で見た事実を元にして、またあっしらさんのような自分の信念に基づく解釈を加えたものであるように、祈って(?)います。
先日、田中さんが朝まで生テレビに出ていたのを少し見ましたが、”アラブ社会が一日も早く平和になるように。”との想いを漂わせておいででした(雰囲気で、ですけど)。そして信念に迷いはないように感じました。後は、「次の均衡点に辿り着くまでの犠牲を最小限にするため(注)」に、田中さんには我々が知っておくべきことをいろいろとお伝えいただけたらなと思います。
今後田中さんの次の「分析視座」がどのようなものになるのか、気にしながら読んでみようと思います。
注。「次の均衡点に辿り着くまでの犠牲を最小限にするため」というのは、テレビで民主党の政治家の方(首藤さん)がおっしゃっていたことです。イラク戦争によって今アラブ社会は混乱の中にいます。首藤さんは、アフガニスタンとイラクに挟まれた大国イランが、次の動乱の中心になると考えている様でした。そしてこのイランが動乱の中心になる世界で、多くの犠牲者が出てしまうことが予想されるため、その犠牲者をなるべく少なくしようという政治家としてのお言葉でした。パレスチナ問題については何も言わなかったのが田中さんとの対比を為しています。また、首藤さんはサウジアラビアの不安定化にも触れられていたように記憶しています。(自分の考えではないため正確でなく、申し訳ありません。)