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(回答先: 雑談かも(田中さんについて) 投稿者 スサノオ 日時 2003 年 4 月 25 日 00:44:24)
田中宇さんの論調が最近、少し変わったのは事実でしょう。
その理由はやはり「米軍のイラク侵攻はない」という田中さんの主張が外れたからだ、と思います。小生は、田中さんの「日本で知られていない情報を発掘する力」を高く評価していますが、「ネオコン対穏健派」の確執から米国権力の動向を読む「基本視座」には、少し無理がある、と以前から思っていました。「イラク侵攻があった」ことで、この「両派確執」の分析視座の有効性が限界を露呈し、まだ、次の分析視座を見出せないことが、論調が変わってきた理由でしょう。
ただ、圧倒的な軍事制圧力をみせた米軍、そのリーダーのダブヤの怖さを知らしめられたとはいえ、パレスチナ問題(ロードマップ)などで、ダブヤを評価するような分析をし始めているのは、いかがなものか、と思いますよ。
ついでに、最近、著名な精神病理学者がダブヤの精神分析をした本が出ましたが(著者名、出版社名を忘れました。後日レポートします)、この分析はすごい。ダブヤが幼少時から、失読症に苦しんでいたことは、大統領選挙の最中から民主党が攻撃材料にもなっていましたが、ダブヤは”イディオット”ではないようです。しかし、この失読症による学校の成績不振などが「名門の御曹司」であることとも相まってダブヤの「強烈なコンプレックス」「嫉妬深く攻撃的、かつ不寛容」な性格をもたらしたようです。ダブヤパパ(ブッシュシニア)の3男はダブヤよりずっと重症の失読症で、障害者としての生活を送っているようです。
失読症には、精神的なものと、先天的かつ遺伝的なものがあるようです(詳しくは知りません)。けっこう、苦しむ人は多く、俳優のトム・クルーズも台本が読めない失読症で、せりふを憶える時は、付き人に読んでもらっている、という話を聞いたことがあります。ダブヤという米国史上も類例のないおかしなプレジデントの謎を解くうえで、非常に参考になります。ご一読を。(タイトル、著者名、出版社名は折り返しお伝えします)。