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アメリカが破綻する可能性をご指摘されております、岩住達郎先生は在米42年の科学者でおられますか?肩書きに、説得力がありますね。私の尊敬する、小室直樹先生や、馬野周二先生などと同時期に渡米されていらっしゃるので、フルブライトで御留学されたのですか?もしかして、お知り合いですか?余計な質問をして失礼しました。
私は在日約40年の日本人で、しがない証券リテール営業を生業としています。日本の私の認識が甘いのでしたら申し訳ございません。アメリカの破綻を予感し、危機感を抱いた人々が、世界中の知識人よりバッシングされている、ネオコンと呼ばれる人達と認識しています。
ネオコンの人々は、民主党のクリントン政権に代表されるリベラル派の失政に危機感を抱き、基本戦略は米国がいかに21世紀も世界のスーパーパワーとして生存することを目指していると思います。また、世界と切り離してても生存する為に、現在の世界戦略を組み立てているとの認識は間違いでしょうか?
国家戦略としての陰謀は多々存在すると思うが、陰謀論者の得意とするユダヤ陰謀説や、世界の破滅ハルマゲドン後のキリストの降臨を待望するような原理主義者の陰謀説は多分に妄想を含んでいると私は判断しています。個人的に疑惑を持っていたブッシュ原理主義者ハルマゲドン具現説は、今回イラク攻撃で、米軍がわざと負けず、長期戦に陥らずに済んだことにより、とりあえず、ブッシュおよび、ネオコンへの疑惑ははれたと考えています。
私は、あっしらさん達が主張するように、経済支配層の世界帝国の完成目指すとか、単純に金儲けのためにイラク戦争を起こしたなどと、単純に考えたくない。経済支配層は充分すぎるほど金儲けをして、これ以上欲しがるとは思えないし、無限に欲しがる貪欲な獣とも思えないのです。
商売柄いろいろなお金もちの人の行動パターンを観察した個人的な見解で、日本の小金もちと、経済支配層と呼ばれる人達を比べられないと主張されればそれまでです。しかし、同じ人間なら行動パターンは大差ないはずです。アメリカ人も小金が溜まったら、独占せずに、偽善と呼ばれても寄付慈善行為は当然のように行なうでしょう。カーネギーなどに代表されるように、金は溜まったら社会貢献しようというのが、金持ちのDNAに刷り込まれているはずではないですか?
先生が、渡米された頃の、古き良きアメリカが、かくも無残に変質し社会が荒廃していったか充分すぎるほど体験されたと思います。しかし、私自身、短期滞在でしかアメリカ体験がなく、アメリカで日本語教師をしていたことのある妻の窓からしか判断できませんが、日本の荒廃もアメリカ以上のスピードではないでしょうか?アメリカが破綻する前に日本が破綻するでしょう。
世界経済もアメリカの崩壊と歩みを同じくすると考えます。あっしらさんの主張する、中国に経済支配層が経済基盤を移すという考え方は納得していない。一人っ子政策の弊害が噴出して、人口ピラミッドが急速な高齢化に向かい、先進国になる前に貧しいままに経済成長が止まり、金融や社会の隅々に蓄積された矛盾が白日の下にさらされた時、幻想は現実と変わるでしょう。
私は、ネオコンを陰謀を企てる悪の権化とする、単純な正義の味方を気取る人達を軽蔑しています。そういった投稿を繰り返し、議論板でのヒール役です。地球の人口は爆発しており、特にイスラム圏の人口はアッラーの思し召しで増殖著しい。人口バランスもソビエト連邦が解体した理由として挙げられる、イスラム人口が急増してバランスを崩すでしょう。そういった矛盾を解決する深謀遠慮としての、アメリカのイラク攻撃であったろうと想像します。
多くの米国民や、世界のインテリ層が、平和ボケした無邪気な正義感を振り回す、それはとても私も理解できることでもあります。しかし、きれいごとや、無邪気な正義感で解決できない深刻な地球の水食料エネルギー問題、人口爆破バランス問題を解決するために、彼らは、ほんとうのことを国民や世界に打ち明けて民主的に対策を進めることができないでいる。だから、ネオコンの人達は、大量破壊兵器の所持というウソの大義名分でイラク攻撃を行い、世論操作で国民をだまして、陰謀によって解決せざるをえないのでしょう。
歴史はイラク攻撃を企てた彼らを悪の権化と評価するかもしれない。豊臣家を不当な口実で責め滅ぼしたが、250年の安定社会を作ることに成功した、徳川家康をわたしは評価する。ネオコンの人達が存在するアメリカは日本と違い、なんとか21世紀を生き残ることはできるのではないか?
もし、彼等の企てが失敗した場合、地球は果てしない混沌と暴力に満ちた、無邪気な正義感を振りかざす人たちが理想としない世界が訪れると確信しています。
岩住先生が主張されるよう、私も日本は、馬鹿な経済学者を追い出し、最後の切り札スティグリッツ教授理論を実践すべきだと思います。当面はネオコンの世界支配が確立されれば、親藩大名として、軍備強化と雇用の創出、平成の殖産興業政策の実践が生きる手段ではないかと考えてます。その間になんとか国力を建て直し、真の独立国家をめざすべきだ私も考えております。