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“万有引力”や“重力”の存在を信じていますか?/“陰謀はないという陰謀論”ではないか自省してみてください
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/1178.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 22 日 19:24:55:

(回答先: Re: いくつかの疑問に対する説明 投稿者 HINO 日時 2003 年 4 月 22 日 13:58:12)


HINOさん、レスありがとうございます。


>私の周りには、陰謀と呼べるほどのものはないでしょうし、あったとしても誰かの嫌
>がらせ程度ですか。もっともそんなに陰謀や悪魔崇拝が周りに渦巻いていたら困りま
>す。 あっしらさんの周りには渦巻いてるんですか?

嫌がらせは陰謀ではありません。
陰謀とは、嫌がらせをするのに、相手に嫌がらせと悟られるのではなく、善意と思わせて嫌がらせをするようなものです。

陰謀は、前回も書きましたが、必ずしも悪と言うわけではありません。
公言していることと違う目的や違う経緯で物事が進められることです。

現代は、そう認識しないのは勝手ですが、世界のどこかで起きる大きな出来事が一人一人の身に関わってくる論理的なつながりになっています。

同じ出来事や言動を見聞きしても、それらを、陰謀や悪魔崇拝と考える人もいれば、精一杯の善意や頑張りだと受け止める人もいるというのが現実だと思っています。

政治活動や企業間の経済取引などは、陰謀をバックに秘めながら行なわれているものだと捉えています。
別にそれが悪いことだとは思っていません。まともに陰謀もできないような政治家やビジネスマンは、その世界でのし上がっていくこともできないはずです。

今回の「合作」は、それこそ世界中に大きな影響を与える悪辣な陰謀だと判断しているから問題視しています。


>>「政府側の発表を信じるより」、どう危険なのか説明してください。

>証拠を示せない上での主観的な判断は、政府側の発表より客観性に欠くことが多い、
>ということです。政府が公式に発表したものは、政府の意図がどうであれ、その国民
>や他の国からも検証される余地があります。
>よって、幾ばかなりの証拠や根拠を示す必要がでてくるでしょう。もちろん、それが
>真実であるかどうかは判らないといったケースもあるでしょうが、少なくとも、ソー
>スのまったく示せない、主観的判断に偏った論よりはまだ信頼性がおけるだろうとい
>うことです。

「政府が公式に発表したものは、政府の意図がどうであれ、その国民や他の国からも検証される余地があります」では、重大な“陰謀”を暴くことができません。

とりわけ、公式に発表する政府やメディアが“陰謀”そのものに関わっている場合、発表されたり報道されたことから直接陰謀を証明することは困難です。

報道もそうですが、出されていることよりも、出されていないことに重要な情報があると考えています。
出されていないことは見えないものなので、出されていることを再構築して不合理や不自然さを指摘して、出されていないことを出すよう求めていくことが重要です。

政府側の発表をそのまま信じるほうが危険であり、入手できる情報をもとに考えて奇妙に思えることをおかしいと提起するほうが健全だと思っています。
(なにせ、権力を持たない人間の遠吠えでしかありませんからね)


私が書き込みした内容が「幾ばかなりの証拠や根拠を示す」こともなく、「少なくとも、ソースのまったく示せない」ものであることを、具体的にお示しください。

HINOさんが、私が書き込みした内容を「幾ばかなりの証拠や根拠を示す」こともなく、「少なくとも、ソースのまったく示せない」ものであるから偏った主観た荒唐無稽の陰謀説だと思われているのなら、“万有引力”や“重力”の存在も信じられないはずです。

>>(なお、科学理論も含めて、主観以外に判断はありませんので、主観だから云々と
>>いうのではなく、説明(論証)内容で危険性を判断してください)

>あっしらさんは、人間はすべて主観的な行動しかしないと捉えられているのかもしれ
>ませんが、人間はより主観的かより客観的かという程度(degree)の間で判断をしてい
>ると考えています。つまり100%の客観はありえないにしても、より客観的であろ
>うという努力は確立論からいっても全くの無駄ではないはずです。科学理論もより客
>観性を引き出すために多くの科学者による検証が行われるのはその為です。

たぶんですが、あなたが考えられている意味の主観という意味で、「人間はすべて主観的な行動しかしない」とは捉えていません。

「100%の客観はありえない」どころか、0.001%の客観もありません。(客観的認識も客観的存在もないということです)

このような主−客の二項対立的世界観(認識論)が害毒を撒き散らしていると思っています。


客観的だと錯誤する認識や世界は、広松氏的な用語を使えば「共同主観」、日常的用語で言えば、教科書的に示されていたり常識とされている認識や世界のことです。

理性的思考(論理)は手段でしかありませんから、目的が達成できるのなら、真理でなくても不都合はありません。

科学理論は、事象を体系的に説明するのにそれほど齟齬がないか、それを応用して活動したときに不都合がないことで、確からしさが「共同主観」=常識として受け入れられるというものです。

>あえていうならば、個人的にはパキスタンの動向に注目していますが、今は判らな
>い、とだけ言っておきます。
>前のスレでどなたかが言っておられましたが、何かを検証する上で判らないものは判
>らないと判断する、というスタンスは重要な意味を持つと思います。人間は「判らな
>い」という不安定な状況に置かれるとその状況から脱するために理由付けとして陰謀
>論を唱えがちですが、そうすることは危険であると思います。

「判らないものは判らないと判断する、というスタンスは重要な意味を持つ」と私も考えています。

しかし、イラク侵略戦争の構図について「今は判らない」と表明し、「判らないものは判らないと判断する、というスタンスは重要な意味を持つ」と考えている人が、「陰謀説はつくり出したらきりがない」( http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/1020.html )で「どうも巷に流れる陰謀説というのは、根拠もなく信じる人が多いので眉を顰めてしまうんですが・・・」という内容をなぜ投稿できるのか、はなはだ奇異に感じています。

「眉を顰めてしまう」前に、本当に「根拠もなく信じる人が多い」のかどうかや陰謀説に代わる構図を考えるのがまっとうな人の責務だと思いますが...

あなたには、自分が受け入れられない言説について、「根拠もなく信じる人が多い」だの、「主観的判断に偏った論」といったレッテルを貼る傾向が見受けられます。


「人間は「判らない」という不安定な状況に置かれるとその状況から脱するために理由付けとして陰謀論を唱えがち」だと言われることの証拠はともかく論証をお願いします。

あなたも「「判らない」という不安定な状況」に置かれているようですから、あなたの論に従えば「陰謀論を唱えがち」のはずであり、“陰謀はないという陰謀論”(そういう陰謀論もけっこうあります)を唱えているのではないかと自省してみてください。


>仮に今フセインが軍隊を持っていたとしても、経済的にその軍隊を長期間維持してい
>くことは難しいでしょう。なぜ経済的に難しいのかは、既に述べた通りです。小規模
>な武装隊なら可能かもしれません。

「なぜ経済的に難しいのかは、既に述べた通りです」では、私がその後に説明した内容に対する反論になっていません。
フセインがティクリートを今なお支配していれば、ティクリートの武装勢力のみならず、国費が投じられるティクリートに駐屯する「新国軍」や「新治安部隊」も、米英政権+フセインの意向で動きます。

フセイン一派に対する経済的利益の配分も続くはずです。

あなたの「世界」での説明にはなっていますが、私の「世界」に対する反論にはなっていません。


>米英の駐留部隊や「新イラク国軍」・「新治安部隊」も合作説に加わる(真相を知ら
>される)となると、情報のリークは免れないと思います。米英政権がそんな手段をと
>るとは思えません。

(真相を知らされる)という手続きを踏まなくても、国軍・共和国防衛隊・治安警察の動きや北部地域・バグダッド一部地域の人々の動きから、けっこう広範囲の人たちが「合作」を承知していると推測しています。

国軍・共和国防衛隊・治安警察の人たちには、すぐに“再就職”できるから大丈夫だと説明されていると見ています。
国軍はともかく、共和国防衛隊・治安警察の人たちは、フセイン政権が崩壊してしまえば、同様の職に就けるどころか、罪を問われたり晒し者にされかない立場です。


フセイン政権の治安警察を雇用し始め、バスラでも地元のバース党幹部族長を市長に据えようとし、各省庁の職員に職場復帰を呼びかけ、フセイン政権中核メンバーの拘束にしゃかりきになっていない「米英政権がそんな手段をとるとは思えません」という根拠を説明してください。


>>チィクリート陥落前の不自然な戦闘や空爆をどう解釈されているのか、ご提示くだ
>>さい。

>あっしらさんが不自然だと思われる理由をまず知りたいんですが、以前に書いた記事
>があれば教えてください。

「『ブッシュ−フセイン合作戦争劇』=「イラク南部虐殺戦争」の幕引き地ティクリートの状況 [CNNニュース] − 北部諸都市の空爆被害状況の検証を! −」
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/1163.html

「フセイン政権、事実上崩壊  −讀賣新聞」
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/400.html

「「バグダッドは今も荒れている」と米軍 抵抗続く [CNN]」
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/733.html

「イラクでの戦闘はまだ続く=米中央軍報道官 [ロイター] 【指令を受けない見えにくい敵のほうが恐い】」
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/571.html

「モスル無血開城、4個師団が降伏 [読売新聞]【降伏ではなく解体を選ぶべし − 米英の傭兵になることなかれ −】」
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/701.html

「イラクの治安確立向け警察官など派遣要請へ 友好国に米  −朝日新聞」
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/771.html

「“究極の牙城”ティクリートには「共和国防衛隊」の影も形もなかった [CNNニュース]」
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/1015.html

「米軍、ティクリート制圧 アルジャジーラ放送 [朝日新聞]」
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/1140.html

「フセイン氏とその家族を3日前にティクリート郊外で見かけたという情報 [CNNニュース]」
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/1173.html


「バグダッドからティクリートに抜ける道路は最重要チェックだったはず」
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/1177.html

「ティクリートで別の野ざらし戦車群の映像/ティクリートで自爆攻撃が発生 [BBCニュース]」
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/1178.html

>>政権時代のいきさつや今回の戦況の推移に照らせば、フセイン一派が、ティクリー
>>トでけっこう幅広い支持基盤に支えられて生き残っていると見るほうが妥当性が高
>>いと思っています。

>その支持基盤も崩れ去っていくと思います。

ティクリートでは侵略軍とのあいだで戦闘が行なわれていません。
これは、ティクリートの権力構造がそのまま維持されていることを示唆します。
また、フセイン政権の主要メンバーは大半がティクリート出身で、中核メンバーは今なお拘束されていません。

このようなことから、ティクリートは今なお「フセインの牙城」だろうと判断しています。

「その支持基盤も崩れ去っていく」と考えられる根拠を説明してください。

>まず、仮に米国政権がフセインと契約を結んでいたとしても、それは決して公にはで
>きない「契約」です。表向きには「なかった」とされる契約を守らなければならない
>必然とはなんでしょうか?

選挙での公約などを見てもわかるように、強欲と支配の道具と考えている被支配者との契約なぞへとも思っていないのが悪魔崇拝者たちです。
(司法まで牛耳っていますから、ときにはガス抜きのために犠牲者も出しますが、枢要な位置にある人が悪事をなしたりアウトサイダーと交わした契約を反古にしても、罪に問われません)

その代わり、インサイダー同士で交わした契約は絶対的なものです。
それをいい加減に取り扱うような組織は、組織自体が瓦解します。
(結社は、血のつながりではなく、契約で結ばれた人たちから構成されるものです)

契約を守る必然は、前回書いた「仮に契約を軽んじる人たちだとしても、裏切ったわけではない同盟者を裏切ったら、米国政権(世界支配層)の今後の世界戦略を現実化させていくことはできません。
他の隠れた同盟者は、フセイン一派がどうなるかを注意深く見ています。
もしも米国政権が同盟者であるフセイン一派をぞんざいに扱えば、明日は我が身だと悟ることになります。

南ベトナム政府幹部を米国に受け入れ、マルコスを米国に受け入れたように、米国政権は、それなりの信義を示しています。そのような構えがなければ、覇権を維持することもできません。」で説明は十分だと思っています。


>また、米国は国連決議を待たず国際法を無視したくらいですから、それほど契約を重
>視しているとも思いません。アメリカにとって仮にフセインとの契約が国連よりも重
>いものだとしたら、それは何故ですか?

アウトサイダーとの契約で不都合なものは平気で反古にします。
また、前回書いたように、(同盟者ではなく、ただ利用しただけの個人や勢力には過酷な末路が用意されています)。

国際法や国連は、利用できるものであると同時に行動を縛られるものです。
ですから、それらは、利用できるときは利用するが、縛られて不自由になるときは無視する対象です。

>米国政権よりももっと強大な力を持つ勢力とは、具体的に何でしょう?

米国政権の政策や人事を左右している勢力で、世界経済を支配している国際金融家グループです。

(直接的というより、キッシンジャー氏やブレジンスキー氏などの“知的執事”や“知的執事”が寄り集まるシンクタンクを通じて差配する構造です)

>私はイスラム教徒というのをそれほどストイックな宗教家ではないと思っています。

商人の宗教だと思っていますので、イスラムをストイックな宗教だとは思っていません。
実に現世主義で合理的な宗教です。

戒律が厳しいというのは、放っておけば戒律に反する行為が出やすいということでもあり、戒律違反が続発すれば(イスラム)共同体が崩壊すると考えられていたからだと理解しています。

ムハンマドが、ある種荒唐無稽だとも言える、最後の審判という死後の厳罰まで持ち出して脅迫した気持ちがよくわかるつもりです。


>というのも、過去に私の知人に中東出身のイスラム教徒がいたんですが、酒は飲む、
>嘘はつくで、教えとは逆のことをやってまして。それでもムスリムだと胸を張ってた
>んですが。彼が言うには、彼のようなイスラム教徒は多いらしい。そういう国民性な
>のかもしれないと、彼のおかげでイスラム教徒に対する偏見を持ってしまいました。
>もちろん中には敬虔なムスリムもいるんでしょう。が、ムスリムの教えを守らないか
>らといって悪魔崇拝者だと結び付けるのは尚早ではないでしょうか。

指摘されたようなムスリムは、ムハンマド(コーラン)流に言えば、悪魔に唆された人であり、悪魔崇拝者とまでは言えません。
(コーランは、悪魔に唆されたり魅入られることに警鐘を鳴らす内容が数限りなく書かれています)

嘘を付くことは、そうしなければムスリムを貫けない(殺されるなど)とき以外強く禁じられています。
(傲慢な言動も強く諌められています)

酒を飲むなというのは、イスラム法で規定されていますが、コーランで禁止されているとは理解していません。
最後の審判で信仰者であったと判断された人は酔わない美酒を飲めるそうですから、飲酒そのものを悪とみなしたわけではなく、酩酊状態を悪と考えたはずです。


フセイン一派が行なったのは、

● ムスリムを自称しながら、自分の銅像や肖像画を至るところに飾り、ムスリムたちにイスラムで強く禁じられている偶像崇拝を平気で強いた

● 今回の「イラク侵略戦争」でも、神を語って徹底抗戦や殉教を呼びかけたが、最後には何も語ることなく「敵前逃亡」し、異教徒にイスラム共同体の支配権を譲り渡した

という、まったくレベルが違う反イスラム行動です。


ムハンマドも、イスラムが厳しく実践が難しい教えであり、イスラムに反する行為が横行するようになると見通していたようです。


「イスラムを知る者はいなくなり、人々は無知な者たちを頭に仰ぐようになり、これらの無知な指導者たちは問われるままにイスラムの知識もなく教義判断を下し、自ら迷妄に陥ると同時に人々をも惑わす。」(アフマド・ブン・ハンバルの伝える預言者ムハンマドの言葉)

「そこである者が尋ねた。「アラーの使徒よ、その弱さとは何でしょうか。」彼は答えた。「現世への愛と死への嫌悪である。」(アフマド・ブン・ハンバルの伝える預言者ムハンマドの言葉)

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