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(回答先: アメリカ政府中枢ではなく、アメリカ国民についてどう分析しますか? 投稿者 Cold City 日時 2003 年 4 月 20 日 15:51:35)
私は在米42年になる科学者です。
日本人には政治思想とか秘密結社に興味を持つ人が少ないようですが、外国、特にアメリカの政治経済を理解するには膨大な量の資料を読む必要があります。日本では副島隆彦氏がかなり詳しいですが、勿論彼独特の解釈も入りますから出来れば英文の資料を読まれる事をお勧めします。副島隆彦氏の「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」は必読です。冷泉氏もなかなか良いレポートを書かれていますが、表面的な世相の観察は鋭くても深い所で何が起こっているかの解説が無いのが残念ですね。アメリカでも正論はインターネットだけでしか見れませんが、Executive Intelligence Review(http://www.larouchepub.com/)はお勧めできます。これは反ネオコン派です。
先ず貴方の指摘された事柄についてですが、アメリカの報道機関が強い規制を受けている事は間違いありません。世論調査などはどれも皆インチキです。世論調査は電話でやるのですが、都合の悪い意見が出ると切ってしまうのです。だから前もって賛成と反対を決めて置いてそれに合わせるだけの事です。
中東民主化という大義名分で1000億ドルかかっても微々たるものです。そんなのは日本から巻き上げれば良いと彼らは思っています。今までに既に3兆ドルまきあげたのだから、たとえもう1兆ドル追加しても日本は潰れないというわけです。彼らにとって日本人は金の卵を産むガチョウに過ぎないので、これからも殺さない程度に保護してくれるでしょう。しかし金の卵を産まなくなれば即見捨てられます。その後中国やロシアや北朝鮮に日本が占領されても知らん顔をしているでしょう。日本はそうなる前に自衛力をつける他ありません。日米安全保障条約など屁の突っ張りにもなりません。これが現実です。
アメリカが外国を侵略し略奪を続ける理由は唯一つ、アメリカ市民に収入以上の贅沢をさせて選挙の時に自分達は世界一良い暮らしをしていると誇って再選を果たす事です。勿論、こんなうまい話が続くわけがありません。もうすぐ世界は恐慌に陥り、アメリカ経済はあっしらさんが主張されて様にもう十年以内に破綻するでしょう。私はその後アメリカ国内は暴動と略奪が横行し、内乱状態になり、軍隊も維持できなくなります。そうなるまでに後20年とかからないと考えています。日本は其れまで持ちこたえれば晴れてアメリカの支配から脱出できます。もう少しの辛抱です。これから自分達で国を守らなくてはならないのですから、日本政府は馬鹿な経済学者の意見など無視してどんどん円を発行して軍備を強化すべきです。
アメリカは銃社会だと言われていますが、実はカナダの方が銃の所有率は高いのです。カナダ人はアメリカ人の様に世界中から来た移民で構成されているにも拘わらず、カナダの方が遙かに平穏な社会であるのは、カナダが社会主義国で福祉がアメリカより良い事と人種構成がアメリカと違ってアフリカ系ラテン系が少なくアジア系と東欧系が多いからです。カナダ人はアメリカ人と比べるともっとおっとりしている反面あまり一所懸命働きません。この人種構成の違いが世界恐慌になったときカナダは平穏でアメリカは内乱に突入するだろうという理由です。