現在地 HOME > 掲示板 > 議論9 > 1116.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 同意ない出向は適法…元新日鉄社員敗訴 「会社は社員の同意なしに出向を命令できる」−最高裁 投稿者 小耳 日時 2003 年 4 月 19 日 10:51:38)
「生活関係や労働条件で著しい不利益を受けるものではなく、出向命令に権利の乱用はない」と述べた。
3年おきに、転勤させられる裁判官から見れば、同意なき転勤は権利濫用ではないと解する余地は有ります。
でも、裁判官が奴隷的な、労働者の地位しか認められていないから、労働者も従えとはあんまりです。裁判官は奴隷的待遇に甘んじる代わりに高給というえさをもらっているでは有りませんか。
しかし、同意なき出向まで、権利濫用ではないと解するのは「曲学阿世」である。
出向先は必ず、企業の支配権の及ぶ企業になる。そうでなければ、受け入れてくれません。
したがって、企業としてランク落ちの企業へと出向させられることになります。
出向は、解雇の前段階の儀式です。受け入れ先も、いやいや受け入れているのです。受け入企業は出向社員については、苛め抜いて、辞職を迫り、さもなくば、些細な解雇理由を捏造して解雇することになります。効率よく人員整理を続けることが、関係会社の役員の成績となります。受け皿をいつも空にしている関係企業は、親会社からの覚えがめでたくなります。
関係会社は、親会社から受け入れ人員の迅速処理を迫られているのです。
出向は労働契約の内容変更です。双務有償契約において、契約内容変更に当事者の合意が要らない。使用者に一方的変更権があると解するのは、旧憲法下における解釈です。故人の尊厳を無視した解釈だからです。
万が一、使用者に一方的変更権があると解しても、権利の乱用になると思われます。
「生活関係や労働条件で著しい不利益を受けない」とは白を黒と言い含めているような気がします。
最高裁も、最近では、露骨な企業よりの判決しかてできません。退職裁判官が、大企業の顧問弁護士として、禄を食むことが急速に増えていることがその原因だと思われます。
ここにも、天下りと同様の問題が発生しているのです。
もう、公平な裁判の片鱗も認められません。
国や大企業の自分勝手な主張を、国民に強制する制度が裁判制度となりました。