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先ほど放送された「BBCニュース」は、米軍が既にバグダッド枢要部を制圧した4月9日にフセインがバグダッド市内の街中に現れ、支持者の歓呼に応えている状況を撮影したものとするアブダビTVの映像を流した。
また、同じ日に収録されたというフセインの演説も音声だけで報じられた。(イラクの最終的な勝利をうたい、神の偉大さを強調し、アラブ諸国の偉大さを称賛した内容)
このような映像が公開されたことに、BBCは、本当に9日の映像かどうか疑問は残るが、もし本当なら4月7日のレストラン空爆では死ななかったことになると結んだ。
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★ それほど長くない映像だったが、4月4日に街中に現れたフセインとされる人物と同じ人だと受け止めた。
100人は軽く超える支持者の取り囲まれ、手を上げながらゆったりと歩いたり握手する状況が撮影されていた。
場所は、『フセイン一派最後の棲家だったバグダッド北にある地上民家の映像を公開 [アルジャジーラ/CNN] − 米軍の「首狩り」作戦は創作劇画=虚構 −』( http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/1055.html )で紹介された棲家の近くのようである。
BBCは、のんきに「もし本当なら4月7日のレストラン空爆では死ななかったことになる」と解説しているが、そんな悠長な話ではなく、「もし本当なら、米英軍はフセインを殺す気も拘束する気もなかったか、裏取引があったか、米英とフセイン政権の合作戦争劇だ」となる極めて重大な映像である。
アブダビTVに真偽を確かめ、映像に映っている人たちの聞き取り調査や風景分析から、4月9日なのかその他のいつなのかを確認しなければならない重大問題である。
4月9日と言えば、その前日の8日にはパレスチナ・ホテルが砲撃を受け、8日までは記者会見をしていたハサフ情報相も現れなくなり、米軍が空から24時間態勢の強固な監視体制を敷いたと豪語していていた戦時下である。
『フセイン政権、事実上崩壊 −讀賣新聞』( http://www.asyura.com/0304/war31/msg/400.html )が、「◆「もはやサダムはいない」◆ 」という小見出しをつけた状況であり、その記事のなかには、「フセイン政権の機能止まった…米軍幹部」や「◆英首相、イラク政府は大混乱との認識◆ 」という内容もある。
このようなときに、フセインが街中に堂々と現れて支持者の歓呼にゆったりと応え、それをTV取材させていたのである。
この映像が4・9のものであれば、「フセインは命が惜しくなって逃げ出した」というある意味もっともらしい解説は吹っ飛んでしまい、米英軍はフセインを殺したり拘束したりする気がなかったか、裏取引があったから殺したり拘束する必要はなくなったのか、米英とフセイン政権の合作戦争劇だったかのいずれかになるだろう。