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といってもねあっしらさんと違って、別にすみちやんが小生に質問をぶつけているわけではありません。小生の勝手なおせっかいです。すみちゃんの「私もブッシュ−フセイン合作説の証拠を検証しました」に触発されたコメントです。
すみちゃんは、最近、登場した投稿者では、「たこさん」「Fさんらと並んで鋭い。女性とは思えぬ思弁力(というと知的セクハラになりますかね)ですね。
小生が感心したのは、この投稿の本旨とは若干、ずれますが、クウェート侵攻と湾岸戦争について、「フセインは、イライラ戦争を長期に渡って戦い抜いてきたから、(米国にとって)自分ほどの忠犬はいない、と信じていた筈です。クウェートはごほうびとしていただいてもいい、と盲信していたわけです」という見解です。
ここまでズバッと「クゥエート侵攻」のフセイン側の思惑を表現した見解はほとんどなかったでしょう。
せいぜい、クリスピーという女性の駐イラク・米国大使がフセインに勘違いをさせたねというのが、フセインに開戦を決意させた”決め手”と言われ続けていました。
それでは、なぜフセインが「ごほうびむわもらえなかったのか。クウェートが金満小国でねしかも、産油量は多く、サババ王家は”腑抜け”で親米以外の路線を取れないから、(米国にすれば)野心家で何をしでかすか分からないフセインに渡すリスクの方が、はるかに高かったのでしょう。もちろん、ダブヤパパはこうは言わず「他国の侵略は許せない」「民族自決権むなどと言ってフセインを非難しました。これは、今回、ダブヤが各国から浴びた非難と同じで、父と子で全く正反対の立場になる(あくまで表面上という意味ですが)、というのも”歴史の皮肉”ですね。
本題の「合作説」ですが、あっしら仮説をすみちゃんらが、精緻な論理分析で補強しているようですが、小生にはまだ、なんとも判断できません。
フセインの心境を憶測すれば、「フセインはアラブの殉教者のイメージを残して、生死不明のまま、歴史の闇に潜り、あこがれていたネブカドネザルかサラディン(サラム・アッディーン、反十字軍の英雄で、ティクリート生まれといわれています)、そして、あまりサダム自身は口外していませんが、ナセルのような評価を後世、受けたかったのでしょう。しかし、それには、もう少し、北部戦線やバグダッド市街戦で華々しく戦う必要があったでしょう。現状は、開戦回避の亡命と大差ない。「合作説」が出るのもむべなるかな、です。
知り合いの特派員のアンマンからの小生宛メール(私信)では、「制空権のあまりのギャップに、イラク側は途中で戦線を放棄した」というのが、現地ジャーナリストの多数意見だ、と言っています。しかし、Fさんの゜ロシア情報の翻訳」を見ると、南部以外はほとんど交戦すらなかったようですので、やはり「壮大なフェイク」なのかも知れません。ラムジーでも”拉致”して拷問で自白させないと真相はわからないかも知れません(笑)。
ついでに、すみちやん仮説に誘発された思いつきをひとつ披瀝します。9.11が米国のやらせだとして、その動機のひとつは、「大統領選挙で、真っ二つに割れた国論を、好戦的ナショナリズムでなかば無理やりにまとめるために、起こした、といものです。これにネオコンが”便乗”して現在の「ダブヤ戦争大好き路線」となった、というものです。
ただ、ダブヤはゴアとあれだけ接戦になったのですから、普通ならね民主党にも気に入られる政策を(少なくとも政権発足当初は)採用するのが普通ですが、当選直後から「思いやりの保守主義」などどこへやら、ネオコン色丸出しの共和党最右派路線を選んでいますから、この「やらせ理論」もやはり無理か。
もうひとつ、9.11が「やらせ」だとすると、必ず死ぬ筈のアタッカーたちは、やはり「ジハド」と信じてWTCに突っ込んだのでしょうから、(ダブヤやネオコン万歳といって突っ込む奴も1人くらいはいいことないでしょうが19人も揃えるのは無理でしょう)、アルカイダ、或いは別組織の幹部で、このアタック作戦のコントローラー、立案者がダブルスパイだったねということに(論理的には)なるのでしょうが、依然としてよく分からないる
ついでのついでに、バグダッドのストックマーケットの株高については、田中宇さんも報告していました。中東4カ所のストックマーケットが今年になっても、いずれも株高だったそうです。田中さんらしく、「これは戦争が起きない傍証のひとつだ」といっていましたが、まあ、戦争は起きたわけです。これも何なのでしょうね。
「合作説」も推理小説的な”帰納・演繹”分析だけでは、論理のアクロバットゲームになりかねませんので、Fさんやドメル将軍、佐藤雅彦さん、WWさんのような、英語、そのたの言葉の未公開情報もどんどんアップされることが、真相究明には”不可欠”でしょう。皆さんのご協力を引き続きよろしく。