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(回答先: 原子力発電の嘘(実体) 投稿者 再掲です、失礼。簡単な説明。 日時 2003 年 5 月 28 日 11:01:18)
光合成による大気から生物圏に吸収される炭素量は、年間110ギガトン
植物の呼吸によって大気に放出される炭素量は、50ギガトン
植物の枯死体や土壌微生物の分解などによって大気に放出される炭素量は、60ギガトン
合計110ギガトン
年間、110ギガトンの炭素が、大気と生物圏の間でやりとりされる。
大気から海洋に吸収される炭素量は、105ギガトン
海洋から大気中に放出される炭素量は、102ギガトン
人間が化石燃料を燃やして大気中に放出している二酸化炭素の近年の量は、炭素量で年間、5.5ギガトン
森林破壊によって年々大気中に放出される二酸化炭素は、炭素量で1〜2ギガトンと見積もられている。
自然界ですでに、200ギガトンもの炭素量がやり取りされているゆえ、人間活動による排出量は、ほんのわずかなものです。
化石燃料の排出量は、自然界からの排出分の 2.6パーセント
森林破壊分の2ギガトンを加算しても、人為的活動分は総計の約3.5パーセントにしかなりません。
世界的に化石燃料消費が急伸したのが、1950年以降であるから、それ以前の二酸化炭素排出量は、これよりははるかに少ないはず。これだけでは、20世紀前半の昇温傾向の原因は説明できません。
以上、炭酸ガスのやり取りの説明でした。