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(回答先: 「株主資本」と増減資 投稿者 たこ 日時 2003 年 5 月 22 日 09:07:17)
たこさん、こんにちわ。
厳密なかたちでのレスありがとうございます。
「株主責任」や「株主の利害関係」も含めて、整理をすると、1株当たりの株主資本額を超えた1株価格で増資はできるのかどうかという問題になると思われます。
(従来の額面価格と同じ価格での増資と考えてもいいでしょう)
通常の合併や増資であれば、株主相互の利害関係で調整されると思っていますが、税金を使う政府が絡むと話が違ってくると思っています。
(株価対策や配当支払いなどを気にしているくらいですから)
また、りそなHDの株価の動きを見ていると、1株当たりの株主資本が大きく減少したというものではなく、ダイエーの減資後に“誤解”が解けたときと同じように受け止められているように見うけられます。
● 減資・増資
前回のあっしらの想定:
「普通株式10億株・払込済み資本金5千億円で資本の部が構成されているとします。
1の場合、損失補填で90%の減資を行ない、株式が1億株になり払込済み資本金は500億円になったあとで9億株・4500億円の増資を行ないます。
減資前の株主をAとし、増資に応えた株主をBだとすると、Aは10%、Bは90%の部分所有権を持つことになります。
2の場合、9億株・4500億円の増資を行ない、その後で4500億円の減資を行なうことになります。(約47%の減資になります)
株主Aは53%、株主Bは47%の部分所有権を持つことになります。」
たこさんの設定:
「2.(増資後の減資)
減資(株式併合)前に増資を行う場合、増資時の1株あたりの株主資本は50円ですから、これを発行価額とすると、4500億円の増資で90億株の新株が発行されます。その後、10株を1株に併合すると1と同じ結果になりますが(既存株主1億株、新株主9億株)、仮に減資の割合で株式併合を行うと、9500億円の資本金を5000億円に減少させますから、19株を10株に併合し、既存株主・新株主ともに株式数が約47%減少します(既存株主約5億2600万株、新株主約47億3700万株)。」
「前回のあっしらの想定」は、1株500円の株式10億株で現される資本金5000億円で、増資も、1株500円で行なわれるというというものです。
「たこさんの設定」は、損失で株主資本が500億円になっているのだから、1株当たりの株主資本は50円であり、増資→減資の過程はそれに即して行なわれるというものです。
商法の規定では、私の想定のように、1株500円の払い込みで増資ができないのでしょうか?
(同時に、株主資本が1株当たり1000円であるときに、1株500円の払い込みによる増資もできないのでしょうか?既存株主が主たる対象だったと記憶していますが、高度成長期には額面増資がけっこう行なわれていました)