現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ26 > 345.html ★阿修羅♪ |
|
アメリカ滞在しています。毎日いろんなコーヒーショップで、自分のラップトップを持ち込んで仕事をしています。で、たまたまあるお店が好きで毎日立ち寄るようになりました。で、そこにはコンピュータが2台あって、何かを買うと、無料でインターネットが利用できるんです。コーヒー一杯1ドル25セント。
で、驚いているのですが、アメリカ社会に生きている人はひどく利己的だということなのです。というのうは、インターネットを始めると、画面を見つめたきり絶対横も見ないし、後を見たり、周囲をチェックしたりしないんです。座ったきり下手すると3、4時間平気でインターネットを独占したまま他の人に譲らないんです。わたしなど、いつも私の後ろでどなたか使いたいかたがいらっしゃるのではないか、頻繁に後ろを見ては、場合によっては、近所に座っている人に、あなたインターネット使いたいんですか?ってそうなら、2、3分で終えてあなたに譲りますよ、っていつも気配りしてるんですん。
でもね、アメリカ人は全くそんな気配りないんですよ。あまりに譲ってくれないんで、私もインターネットしたいんです、次譲っていただけませんかってきいて、相手と大げんかしたことがあるんです。自分のやっているプロジェクトは大きいんだ!とかいって、譲ろうとしないんですよ。そのくせして、こういう人たちが他の長い人がいるとき、あんたいつ終わるんだ、早く譲ってくれと絡んできたりするわけ。
アメリカ人といってもこの店でこれまで観察している限りタチの悪いのは白人黒人インド人です。インド人もアジア人だからと思ってちょっと気配りするのかなあという淡い期待があったのですが、全く裏切られました(後述するように、インド人がアメリカ文化に影響されている模様)。他の日本人をこっそりみていると、やはり、フェアで、結構気にして長居するというのを見たことないです。
最近知り合ったインド人の親子がいます。子供の大学留学のため付き添いできているんです。こどもは車椅子生活なんです。親御さんと良くはなしをするんですがインドでは中流の上、上流家庭では欧米崇拝で、家族内でも英語だそうです。インド出身で修士号当たり取っている若い連中は、この親御さんのような年輩者と話す時にも絶対ヒンズー語などではなしません。本人はヒンズー語ができてもす。この御主人はヒンズー語で話しかけるがこの青年は絶対英語で返してくるわけです。で、この御主人が嘆いていました。とにかく若者は英語で話をしようとするので、家族内の世代間でコミュニケーションギャップが出てくるのと、若い世代がインドの文化継承をしたがらない、だから非常に困っている、そんな話を伺ったのです。
インド人といっても世代が上だと、やはり周囲に気を配ることをするのをこの喫茶店利用のインド人年輩女性の振る舞いを観察していたことがあります。インド人の若いにいちゃんと喧嘩してましたもん、他の人にも譲れ、って。インド人なまりの英語で話すにいちゃん、いっさいとりあわず。後から聞いたら、彼3時間以上ひとりじめしていたというんです。
インド人含め、アメリカ的文化に染まると、人はひどく利己的になるのではないかと思っています。インターネット文化にも、人を独善、ひとりよがり、排他的、利己的にする何かが入っていると強く感じます。インターネットはアメリカ精神に支えられた何かである、とも感じています。
アメリカにいて、つくづく思いますのは、こちらの人はひどくドライで、人間的あたたかみがないなあ、ということです。ネオコンなどというのは、利己的で、排他的で、他人のことなどなんとも思わず、デリケートな気配りなどおよびも知らず、血も涙もないドライで冷酷無比な人間であることはおよそ想像ができるわけです。イラク侵略戦争を指揮している連中は人間的あたたかみだとかそんなもん根底からないですよ、ただただ利己的で独善的。もう人間じゃないんですよ。
わたしは人間、利己的であること、排他的であること、思いやりがなく、暖かみがないことは、断固間違っていると思うんですね。アメリカにいますと、日本人の地の部分のすばらしさを思わずにはいられないんです。欧米白人文化に身をあずけると、人間性をひどくやられてしまいますので、よほど注意してかからないといけませんよ。