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(回答先: 米国ネオコン派とホッブスを直結させることはおかしい。[週刊日本新聞] 投稿者 代 日時 2003 年 5 月 26 日 11:13:41)
ケイガンの「ネオコンの論理」を読む。
又は、いかに読んではならないか、を論じる。
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
投稿 平成15年05月24日22時45分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)五月二十四日(土)
(第五百八十七回)
○ロバート・ケイガン著、山岡洋一訳
「ネオコンの論理 − アメリカ新保守主義の世界戦略」光文社、
平成十五年五月
○この本の英文原題は、
OF PARADAISE AND POWER
America and Europe in the
New World Order
(楽園と権力 − 新世界秩序に於ける、アメリカとヨーロッパ)と
成る。
○英文原題と、邦訳本の表題を、じっくりと眺めて、考えて見よう。
○すると、邦訳本の表題は、このケーガンの本の本筋を、まるで
意図的に歪曲して居るかのような印象を受ける。
○ケイガンの著作は
ニュー・ワールド・オーダー、
と言う場をまず問題として居る。
○邦訳本は、その本体を、ないことにしてしまう。
○つまり、問題を、極力、矮小化する心理が働くのであろう。
○このケイガンの新著を、
ネオコンの論理、とすることも、
アメリカ新保守主義の世界戦略、
とすることも、
許しがたい、矮小化である。
○ここで何が、問題とされて居るかと言うと、
(1)ニュー・ワールド・オーダーと言う美名のもとで、イルミナティ
は、米国を使って、世界人間牧場の構築に向かって進む。
(2)そのための主たる方法は、全面世界戦争である。
(3)この世界戦争は、総力戦である。
(4)つまり、単なる武力戦でない。
(5)武力戦争に加えて、
心理思想戦争
宗教戦争
経済戦争
文化戦争
その他ありとあらゆる領域を戦場とする長期の戦争である。
(6)米国は、このような世界戦争を、数十年に亘って遂行して
行くぞ。
(7)ヨーロッパは、この米国の世界戦争の邪魔をすることは許
されないぞ。
(8)もし、あくまでも妨害すると言うなら米国は、そうした
ヨーロッパの妨害抵抗勢力をも敵と見なして粉砕するぞ、
と成るであろう。
○ロバート・ケイガンがその作成に参画した、アメリカ新世紀のため
のプロジェクト文書なるものによると、二十一世紀の戦争の主たる
戦場は、東アジアと、設定されて居る。
○この件については、既に、小紙(週刊日本新聞)上で論じた。
○しかしこれは、具体的には何を意味するのか。
○それは、イルミナティ(米国)が、二十一世紀の世界戦争の最終の
戦略的標的を、中共中国の征服占領、中国の解体と、アメリカ化
(アメリカの植民地化)、に置いて居る、ことを意味して居る。
○米国(イルミナティ)は、日本が、対中共中国解体のための戦争を
妨害することを許さないぞ、と言う。
それは自明だ。
しかし、更に進んで、日本はイルミナティの「囚人部隊」として、対
中共中国侵略戦争に参加せよ、
と要求される。
○いまや断末魔のうめき声を上げて居る、死亡寸前の北朝鮮金正日ごと
きが問題ではないのだ。
○この件については、続報する。
(了)