現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ25 > 820.html ★阿修羅♪ |
|
一時、ベンチャー企業が密集し「テヘラン・バレー」、「大韓民国の新経済1番地」と呼ばれたソウルのテヘラン路。しかし、ベンチャーブームが一巡すると、今年の初めから、日本系の貸付業者らが急速度でこの通りを占領し始めている。
ソウル・テヘラン路に位置する地下鉄・江南(カンナム)駅近くのミジンビル。3〜4年前まで代表的なベンチャービルの1つとして知られていたが、最近このビルのテナントが移転し始めている。
インターネット決済代行業者が今年初めに賃貸料をまかない切れずビルを離れた他、6つの階を使用していたベンチャー企業T社も2つの階へと規模を縮小した。
これらの会社の「跡地」に最近、「貸付業者連合会」事務室が入居した。連合会の関係者は「交通の便が良い上、融資を必要とする会社員らが多く、ここは貸付業に最適の場所」とし、「ビルに貸付け電算センターと貸付業者を入居させ、貸付金融センターにする計画」とした。
近くの「Kタワー」ビルは15階中、4階を日本系貸付業者が使用している。2000年にワンフロアーを契約して入居した某貸付業者は、毎年1階ずつ拡張する程の盛況ぶりだ。
ビル6階のロビーは番号票を受取って、相談待ちをする顧客らでいつも賑やかだ。いつの間にか建物の外装も変わった。「○○○.com」、「○○park」という看板は姿を消し、「クレジット」、「○○金融」などが目立つようになった。
テヘラン路に進入した貸付業者は現在100余社。このうち日本系の業者が15社以上だ。特に日本の業者が国内の貸付市場をリード、A&O・プログレスなど「ビック7」業者が全体の80%以上(年間1兆5000億ウォン)のシェアを占めている。
国内業者の「Jキャピタル」のチャン某(31)さんは「莫大な資金力を持って規模拡大を図っている日本の業者が、市場を先取りしている状態で、国内業者が苦戦を強いられている」とした。
テヘラン路に日本系の貸付業者が本格的に集まるようになったのは今年初め。暗いイメージのあった消費者金融市場を企業化、陽性化させる「貸付業法」が昨年10月に制定されてからだ。
一部の日本系業者は「ハッピーレディ」「プログレッソ」「○○インターナショナル」などの商号を使っている。表面的には貸付業者なのか貿易業者なのか見分けがつかない。
一方、テヘラン路のベンチャー企業は昨年1月の400社から、今年1月には約190社に減少した。オンラインモール「インターパーク」は昨年3月、テヘラン路から乙支路(ウルチロ)2街に移転した。
Hベンチャーテルは、ビル名は「ベンチャー」を冠していても、280のテナントのうち、実際にはベンチャー企業は20社余り。昨年末、入居していた企業が次々と引き払ったためだ。
ベンチャー企業がテヘラン路を去る理由は、高い賃貸料。月額基準で坪当たり60〜80万ウォンに達する。
中小企業庁の関係者は「収益を上げられないテヘラン路のベンチャー企業が、賃貸料を支払えず、最近は九老(クロ)洞などに移転しており、代わりに貸付業者が続々と進入している」と述べた。
ベンチャー企業が追い出され、貸付業者が押し寄せたことで、テヘラン路の夜の風景も一変した。ベンチャー企業の若い人材が夜通し仕事し、夜食を食べる姿も消えた。
あるベンチャー企業の関係者は「貸付業者が入ってきてから、遅くても午後10時には全てのオフィスの電気が消える」と述べた。
李秉鎬(イ・ビョンホ)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/05/02/20030502000054.html