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(回答先: 【米国務省文書】 麻薬取引の中心、イスラエル [Haaretz] 投稿者 ファントムランチ 日時 2003 年 4 月 06 日 19:40:20)
2002年9月3日、東京・有楽町朝日ホールで開催された、「アフガン復興の現状と課題〜テロのない世界を目指して 」と題するシンポジウムより。
http://www.asahi.com/sympo/afghan/index.html
「麻薬の栽培が復活しているということを言われていますが。」というコーディネーターの問いに対して、中村医師(ぺシャワール会)の返答。
◇麻薬栽培、1月から復活
麻薬はですね、私たちが栽培しているわけではありませんけども、私たちがいるところは麻薬の一大産地なんですね。ところが、私はこの十数年、いろんな政権を見てきましたけども、私自身はクリスチャンですが、タリバーン政権というのは一種のピューリタン主義者だったんですね。そういう意味では道徳的に非常に厳格な政権で、麻薬は、驚くことに、この大干ばつの中でもほとんど限りなくゼロに近かった。ところが、今年の1月から盛大に復活いたしまして、おそらく世界一に再び躍り出るのだろうというふうに言われております。
先ほどの緒方さんのお話で、これだけは聞きたかったんですが、治安を維持するということで、この麻薬栽培も関係すると思うんですね。軍事力はやむを得なかったということをお話になりましたが、タリバーンと話し合う余地はなかったのかどうか。それ以前にもっと有効な援助の手だては打てなかったのか。何で9月11日を契機にして暴力的にタリバーンを粉砕したのか。
あの頃、アフガニスタンは世界一治安がいい国であったということは、ほとんど世界に知られていなかった。もちろん、戦闘地域では残虐なこともあったでしょうけれども、(国民の)95%をわずか2、3万人のこの部隊で制圧できたということは、人々が平和を望んでおり、誰でもいいから統一してくれということの表れであったわけですね。それを敢えて力で崩す必要があったのか。今さらそんなことを言っても仕方がないですが。ともかく麻薬問題というのは、これは再び、アフガニスタンで、世界中で大きな問題になっていくのではないかというふうに思います。
http://www.asahi.com/sympo/afghan/04.html