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(回答先: イラクが独裁国家であるという根拠が崩れかねない話だ 投稿者 桑原 日時 2003 年 4 月 04 日 18:57:52)
イラクの人が検閲と規制で雁字搦めのイランのニュースを見ているというのがどうも疑問です。アラビア語とペルシャ語は双方の影響こそあれ、日本語と中国語くらいに差があり、簡単に相互理解できるものではなく、第一これはイランの人々ですら見ていないような代物で、それよりかはCNNの分局やABCの片割れが放送を行っているトルコのチャンネルを見るほうが遥かにましだと思います。ムスルやケルキュック程度なら地上波で受信できるでしょうし、逆にトルコ側のスィロップあたりではイラクの放送も受信できるようで。
衛星放送自体の観覧は至って簡単で、適当なパラボラと受信デコーダーと其の他の細かい作業が終われば誰でもどこでも出来るもので(まれに放送元に受信料を銀行振込してアクセス暗証を買う)、この手の物品は闇市で誰でも買え、かなりの広範囲にわたって世界中の放送が受信できます。FOXやCNN,BBCからTV5、RTLもMTVもバグダットで受信可能でしょう。
良い例としては、国が厳罰をもって処する衛星放送受信禁止のイランでは(一応許可制。しかし国の認可は高級外国人ホテルだとかにしか下りないので、家庭ではアンテナを隠して受信)、非合法の衛星放送受信はどの家庭でもやっていて、彼らはアメリカの放送やヨーロッパの放送しか見ていません。またペルシャ語に翻訳されたドラマシリーズや音楽番組が亡命・移住イラン人の手によって主に欧米から発信されており、イランのテレビを見ているというとイラン人に笑われるくらいですよ。