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(回答先: “偵察”衛星あす打ち上げ 投稿者 東京 日時 2003 年 3 月 28 日 09:46:21)
28日に種子島宇宙センターから日本初の情報収集衛星打ち上げへ 北朝鮮は反発強める
日本初の情報収集衛星の打ち上げが28日午前に予定されているが、北朝鮮は反発を強めている。
北朝鮮の中央テレビは「日本は来る3月28日、自ら開発した大型運搬ロケットで『偵察衛星』を初めて発射するとのことだ。日本が周辺で敵対視して
いるのはわが国だけだ」と批判している。
北朝鮮が激しく非難するこの情報収集衛星は28日、日本の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定となっている
これは総額約2,500億円を投じたビッグプロジェクトで、情報収集衛星とはいうものの、事実上の偵察衛星であり、北朝鮮はその性能に警戒を強めて
いるとみられる。
今回打ち上げられる衛星は、地球を南北に約15周回るもので、1日最低1回は、地球上のどの地点でも撮影できるという。映像解析能力は1メートルだ
といわれている。
軍事評論家の岡部 いさく氏によると、「1メートルの解像度というと、地上にある大きさ1メートル以上のものが見分けられるというわけです。具体
的に言うと、乗用車とバス、トラックの区別はできます。しかし、乗用車がどんな種類かというのは、これは専門の分析官が見なければわからないで
しょう」と語った。
一方、北朝鮮の中央テレビは「ピョンヤン宣言は、双方が他方を脅かす行動をしないと規制している」と批判している。
このように日本批判を繰り返す北朝鮮だが、この情報収集衛星の開発のきっかけは、1998年に日本列島を飛び越えて発射された北朝鮮の「テポドン」
だった。
アメリカの衛星に頼りきりだった反省から、日本独自に情報収集衛星を打ち上げる計画が浮上し、準備が進められてきた。
大規模な災害に備えた多目的の情報収集衛星とうたわれ、平和的な利用が強調されているが、岡部 いさく氏は「日本が周辺で特に精密な情報を得た
いとすると、やはりそれは北朝鮮ということになるでしょうか。特にミサイル関係の情報というのが大事になるのではないでしょうか」と語った。
もし、テポドンをはじめとした弾道ミサイルの発射準備が進められていれば、事前に察知できる可能性も上がる。
北朝鮮が日本を激しく非難しているのは、このためだと思われる。
さらに、北朝鮮の中央テレビは「わが国を狙った敵対行為で、われわれに対する厳重な脅威である。日本が衛星発射をしてもよくて、われわれがして
いけないことはない」とうたった。
27日午前には、嘉手納基地からアメリカの弾道ミサイル発射監視機「コブラボール」が離陸しており、アメリカ軍は日本周辺での弾道ミサイル発射を
警戒したものとみられる。
しかし、アメリカでは15cm解像度を持つ偵察衛星がすでに実用化されており、1メートルの解像度がどこまで役立つのかは未知数となっているが、岡
部 いさく氏は「情報収集衛星といっても、しょせんは宇宙に浮かんだカメラなわけです。ですから、カメラが映してきたものがなんであるのか、そ
れを正確に分析して判断しなければ、これは情報としての意味がないわけです。ですから日本はまず画像を分析する分析官を養成しなければなりませ
ん。
しかし、本当はそれよりも何よりも、撮ってきた情報を正確かつ迅速に、政策決定や判断に利用する、そういう体制こそが日本に求められている
のではないですか」と語った。
http://www.fnn-news.com/headlines/CONN00029675.html